1. トップ
  2. 晩年の楽しみとなった数字選択式宝くじ、当てることなく亡くなった祖父が選んでいた「人柄がにじみ出る」数字 『3分間で泣ける話』

晩年の楽しみとなった数字選択式宝くじ、当てることなく亡くなった祖父が選んでいた「人柄がにじみ出る」数字 『3分間で泣ける話』

  • 2024.12.22
【写真・画像】お弁当の“海苔メッセージ”に「普通にうざい。もうやんないで」 一時の感情で言ってしまい後悔も…母親の愛に朗読の内田真礼も涙ぐむ 1枚目
ABEMA TIMES

テレビ朝日「バラバラマンスリー」の水曜枠『3分間で泣ける話』が18日深夜に放送され、宝くじが好きだった祖父のエピソードが紹介された。

【映像】スタジオ涙 浪川大輔の朗読

実話に基づく3分間の感動エピソードを豪華声優陣が朗読する同番組。MCは藤井隆、語り手は浪川大輔、内田真礼が務め、“涙もろいゲスト”として注目の若手女優・富田望生が登場した。

■『宝くじ』(語り手:浪川大輔、内田真礼)

「キャリーオーバー3億円!」。繁華街を歩いていると、宝くじ売り場から声高なアナウンスが聞こえてくる。

宝くじ売り場。私にとっては祖父を思い出す場所だ。祖父は2年前に86歳で亡くなった。病気を患ってから、祖父の晩年の楽しみは宝くじだった。

その宝くじはシンプルで、6つの数字を選ぶだけ。彼は本気だった。「当たったらどうしたいの?」。ある日、私が聞くと、『家を建てたい』「今さら?」。

祖父は自営業で長らく施工の仕事をしていたから、家の間取り図を書くのが得意だった。だから、宝くじが当たったら建てるという理想の家の施工図を、日々黙々と書いていた。

【写真・画像】お弁当の“海苔メッセージ”に「普通にうざい。もうやんないで」 一時の感情で言ってしまい後悔も…母親の愛に朗読の内田真礼も涙ぐむ 2枚目
ABEMA TIMES

「選ぶ数字にこだわりはあるの?」『大切な人たちの誕生日を必ず入れている』。律儀な人だな。数字の選び方には、性格だけでなく、人柄もにじみ出る。

冬のある日、ついに祖父は宝くじを当てることなく、亡くなった。亡くなる前には「続きを頼む」と言われた。

棺には思い入れのあるものをよく入れるものだが、私は宝くじのマークシートと鉛筆を入れた。これで天国でも挑戦できる。「宝くじ当てて、理想の家は建てられたか?じいちゃん」。

記入済みのマークシートを持って売り場に行く時、今も好きだった祖父と繋がれている気がする。

元記事で読む
の記事をもっとみる