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昭和の任侠映画の現場は破天荒すぎた…悪役商会・八名信夫が語る大スター同士の大ゲンカ、“殺され方”のギャラ事情<鶴瓶ちゃんとサワコちゃん>

  • 2024.12.22
12月23日に「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」がBS12 トゥエルビで放送 ※提供写真
12月23日に「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」がBS12 トゥエルビで放送 ※提供写真

【写真】今年89歳、まだまだ元気な悪役商会・八名信夫

悪役商会の俳優・八名信夫が、12月23日(月)、夜9時からBS12 トゥエルビ(BS222ch、全国無料)で放送のトークバラエティー「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」に出演する。昭和20年、岡山大空襲を生き延びた幼少期の記憶、実はプロ野球選手だったという転身秘話。さらに八名が招いてしまった東映映画の大看板、鶴田浩二と若山富三郎の大ゲンカなどをユーモアたっぷりに語り尽くす。

由美かおるは「水戸黄門」の撮影秘話を、舘ひろしは石原裕次郎への仰天エピソードを披露

本番組は落語家の笑福亭鶴瓶とエッセイストの阿川佐和子がMCを務めるトークバラエティー。芸歴52年の鶴瓶、芸歴40年の阿川という、芸能界でも大御所クラスの2人を「鶴瓶ちゃん」「サワコちゃん」と呼ぶような昭和の大先輩をゲストに迎え、当時の貴重なエピソードに花を咲かせていく。

銀幕スター、歌手、プロ野球選手、学者などさまざまなジャンルの昭和の大先輩をゲストに迎えて送るこの番組、お世辞抜きでじつに面白い。芸能界随一の聞き上手な2人が引き出す大先輩のエピソードは、若手MCではこうはいかないだろというアットホームなもので、大先輩の口もついつい緩む模様。過去には女優・由美かおるが伝説の深夜番組「11PM」出演後の大反響や「水戸黄門」出演時の秘話などを語り、俳優・舘ひろしは柴田恭兵と共演した「あぶない刑事」の秘話や石原裕次郎に失礼しまくっていたという尖っていた若手時代のエピソードで鶴瓶と阿川を驚かせた。

第30回目となる12月23日の放送では、悪役商会の八名信夫が出演。現在89歳という、任侠映画界の生き字引き。鶴田浩二、若山富三郎、高倉健という東映映画の大スターとの共演秘話や、そこで学んだ悪役俳優としてのこだわりは興味が尽かないものだ。

BS12 トゥエルビで放送の「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」 ※提供写真
BS12 トゥエルビで放送の「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」 ※提供写真

「本当に死ぬかと思った」東映映画の大看板同士の大ゲンカ

昭和10年(1935年)に岡山で生まれた八名。9歳のときには岡山大空襲に遭い、九死に一生を得たという。そんな幼少期の記憶から始まった八名の人生は、任侠映画のごとく波乱万丈だ。現在では名悪役として知られる八名だが、じつは名門・岡山東高校(岡山県立岡山東商業高等学校)の野球部を経て、東映フライヤーズ(現、日本ハムファイターズ)に入団した元プロ野球選手である。

プロ野球選手時代の振り返りでは、昭和ならではの破天荒な試合エピソードからはじまり、試合中のある災難から起こった“東映”だからこその映画俳優への転身秘話。鶴瓶が「カッコええなあ」、阿川が「二枚目」という野球選手時代の写真が披露される。

さらに“殺され方”によって違う“やられ役”のギャラ事情や、すでにスターとなっていた高倉もやっていた東映俳優の意外なレッスン。“親父”と慕い、東映任侠映画の大看板だった鶴田との交流の記憶では、監督を上回る当時の鶴田の影響力、映画界において京都の撮影所が別格の存在であったことなどが語られていく。

主役を目指すようになるも叶わなかった当時の八名の心境や貴重なエピソードに、鶴瓶と阿川も興味津々。「主役俳優とは絶対に…」という悪役俳優としてのこだわりとは? さらにトーク終盤では、八名が引き起こしてしまった鶴田浩二の鶴田組と、若山富三郎の若山組の大ゲンカを回顧。「本当に死ぬかと思った」という、任侠映画も真っ青の修羅場エピソードが語られる。

BS12 トゥエルビで放送の「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」 ※提供写真
BS12 トゥエルビで放送の「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」 ※提供写真
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