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キレイ度UPプロジェクト始動!計画的に進められるプロ目線の大掃除のコツをお教えします

  • 2024.12.22

年末が近づくと、気になるのが大掃除。
そろそろ始めなきゃ・・・と思いつつ、ついつい腰が重くなりがち。
大掃除のコツやポイントってある?
今回は、ネクストイノベーション株式会社の広報課ブランディング室 インテリアコーディネーターの鈴木晴江さまにお話を伺いました。

大掃除を「キレイ度UPプロジェクト」と考えてみる

年末に向けて大掃除を計画中の方が多い時期かと思います。
「今年こそは計画的に!」と考えつつも年末の忙しさの中、なかなか計画通りに進まずに悩ましいところでもありますよね。
今回は、キレイ度UPの大掃除のコツをご紹介します。
大掃除は自分のなりたいキレイの優先順位と向きあうチャンス!
ひとつのプロジェクトとして考えてみましょう
大掃除というと、普段よりもきっちりお掃除をして、とにかく片付け・掃除・断捨離などのイメージ強いかと思います。
もちろん最終的には、それらが整うことが目的でもありますがそのプロセスや考え方を少し変えることで、取り組みのマインドも整えていきます。

エリアの優先順位を決めよう

初めに今回(今年度)の大掃除に優先順位をつけていきたいと思います。
まずはエリアを書き出してみましょう。
・リビング
・キッチン
・寝室
・エントランス
・クローゼット
・水回り

などでしょうか。
つづいて、ご自身が整えていきたいと思うエリアに順位をつけていきます。
なぜその順位をつけたのか、その理由・それができるとどうなるか?を合わせて考えていきます。

例えば、バリキャリ系のAさんは「家では体を休める寛ぎを大切にしたい」と考えています。
このAさんの場合、

(1)寝室:ベッド周りを中心に寛ぎを邪魔するものを減らす⇒空気を整えるフィルター掃除
(2)水回り:視界に入って心地良いものだけでまとめる⇒タオル類や洗濯周りの物の整理
(3)リビング:くつろげる空間にする⇒目に入って落ち着かない物は、減らしていく

という感じに、ご自身の優先順位から心地良いと感じる方へまとめていきます。
この場合、「家での寛ぎ優先」という軸がしっかりすることで、掃除や片付けの際の迷いが少なくなります。
自分がどうするとリラックスできるかを体感的にわかってくると、他のエリア、キッチンでクローゼットでも手放せるものがどんどん見えてきます。
更に自分の心地良さが、例えば「空気や風通し」だとしたら、フィルター・換気扇・窓周り・カーテンの洗濯など「空気の流れを良くする」目線で着手していきます。

プロジェクトとして明確な到達目標を定めよう

このように、Aさんは「自分をリラックスさせるプロジェクト」として大掃除に取り組んでみることで、到達目標としては
『最高の寝室で上質な眠りをとり日々のパフォーマンスも上げる』
につながっていきます。
具体的には、ホテルライクな寝室にする!など目指すインテリアイメージの画像をピックアップして、その要素を合わせていくことで実現しやすくもなります。
つまりは、最終的なマインド目標があり、そのための具体的状態を整えていく、ここが大掃除での取り組むべきタスクとなります。

目標に向けたタスク管理をおこなおう

「あれ?では大掃除として、つまりはどうしたらいい訳?」と少し混乱してしまったでしょうか?
そんな場合は、「とにかく物を減らす!」を具体的なタスクにします。
とはいえ、物を減らすのは実は簡単なことではありません。
今そこにある物は、そこにある経緯と理由があって存在しています。
だからこそ!初期のマインドの軸、大掃除を「キレイ度UPプロジェクト」とし、ご自身の目指す今年度の到達目標の軸から「いる・いらない」の軸をしっかり作ることで、取捨選択がスムーズになります。
そのためにも、最初の目標設定の具体化が、とても大切になってきます。

スケジュール管理は片付け沼の回避策

プロジェクト達成のための施策から考えると、計画性・マイルール・楽しく!を意識することも重要になります。
例えば、引き続きAさんの場合、「自分をリラックスさせるプロジェクト」を最終的なマインド目標として、「ホテルライクなライフスタイルでキレイ度UP!」を具体的状態目標とすして、そこへ向かって逆算的なスケジュール・タスクを割り当てていきます。
『初期:徹底的に物を減らす→中期:物理的に掃除する→後期:空間の整え』
と大きく3つの時期を完成目標日から内容で割り当てていきます。
そして対応可能な稼働日に分け、更にその日の中でも何時から何時までとおおよその時間枠も決めていきます。
細かいスケジュール管理は、ストレスにならない程度に。
むしろ、漠然と片付けをしていると終わりが見えてこない沼状態から、疲れてしまうこともあります。
このような状態を避けるためにも、毎日の片付けは何時まで!日曜日はやらない!お気に入り音楽のプレイリストの時間内まで!などのマイルールと決めた中で効率良く、メリハリを付けるのもおすすめです。

達成後のご褒美を明確に

各ポイントに、きちんとご褒美を用意しておくと、やる気が継続させられます。
短期的なスケジュール管理では、日々のこの片付けが終わったらスイーツタイム。
中間目標達成にはリラクゼーションサロンでボディケア。
最終目標達成にはこのフラワーベースに花束を飾る!
…など、ご褒美もポイント毎にバージョンアップさせ、モチベーションのキープも楽しみながら取り入れてみてはいかがでしょうか?
きっと最後まで終わらせることができますよ。

大掃除をする上でいちばん重要なのは、どこから始めればいいか、何をする/しないか、どこがゴールなのかをハッキリさせておくことです。
自分へのご褒美も用意しながら、日々のタスクをこなし、ゴールまで頑張ってみてくださいね。

[執筆者]


鈴木晴江
ネクストイノベーション株式会社
ブランドマネージャー/インテリアコーディネーター

日本唯一のインテリアソムリエ/カラー心理カウンセラー/カラーセラピスト
空間を色彩と心理的効果からアプローチするデザイナーとして、経営者・著名人のご自宅や別荘を多数手がける。
建築・内装・インテリア・小物までもトータルにプロデュースし、完成や引渡の頃には「鈴木ロス」になってしまうと…その後のリピート物件や紹介案件につながること多数。
注文住宅のトータルデザイン&スタイリング、モデルハウスの企画・デザイン・プロデュースをおこなう。

ネクストイノベーション株式会社
https://nexthouse.jp/

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