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71歳の女性「67歳で始めたヨガで、歩けないほどひどかったヒザの痛みを乗り越えた」今では孫と遊んだりモップがけも可能に

  • 2024.12.22

ヨガを始めたら、関節炎で何年も動かしていなかったヒザの可動域が戻ってきた。これは71歳、ショバナ・ティワリの物語。今回はこの内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

家族でインドからイギリスに移り住んだ1988年、私の日常からヨガが消えた。33歳で母親になってからは時間が貴重なものとなり、その後30年間は、旅先や子どもたちに家でポーズ教えるとき以外、ヨガをすることがなくなった。いっぽうで娘のアンジーはヨガのインストラクターになった。

65歳になった頃からヒザの痛みがひどくなり、関節炎と診断された。極度の気だるさを感じていたことに加えて、腰と股関節がかがめなくないほど硬くなり、その翌年は、あまりの痛さで歩くことさえままならなかった。

2020年、子どもたちが巣立ったと思ったらコロナ禍がやってきて、ようやく時間に余裕ができた。それを見たアンジーは、彼女自身が指導するオンラインのヨガクラスに参加するよう勧めてくれた。最後にヨガをしてから何年も経っている。ケガをするのが怖かったし、ヒザの痛みもひどかったけれど、ヨガブロックを使って練習を続けていたら、2~3週間で好きなポーズが無理なくできるようになった。

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2カ月もしないうちに、ヒザの痛みも大幅に軽減した。高齢の女性には筋力トレーニングが効果的という話をよく聞くけれど、多くの人は自重でヨガをするだけでも十分だということを知らずにいる。実際、私は毎日30~45分のヨガをして、1日2回30分の散歩をするだけの筋力をつけられた。どちらもヨガを再開するまで絶対不可能だったこと。庭の木からリンゴを採るのも、足を組んで座りながら孫と遊ぶのも、床のモップがけなどの家事をするのもいまでは簡単。ようやくヒザを気にせずに生活できるようになったことがとてもうれしい。

私の母は関節炎で、杖がないと歩けなかった。でも、このままヨガを続けていれば、私のヒザは大丈夫。この通り、ヨガは何歳からでも始められるし、いずれは椅子ヨガのようなモディフィケーションが必要になったとしても、この習慣を断念することは絶対にないと思う。

ヨガにはどんなメリットが?

「閉経後は卵胞が枯渇するため、エストロゲンのレベルが永久に低下します」と説明するのは、ヨガ・瞑想・ブレスワークコーチでウェルネスリトリート&コミュニティ『UNEARTHED』創設者のアンジー・ティワリ氏(ショバナの娘さん)。

「エストロゲンは骨の代謝に関わっているので、(エストロゲンのレベルが低下すると)骨が弱くなってしまうことがあります。でも、戦士のポーズ2や3で自分の体重を支えたりしていると、骨芽細胞(新しい骨のもとになる細胞)の産生が促進されて、骨の弱体化を抑えられます」

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「ヨガをすると、関節や軟骨の摩擦を抑える滑液が増えるため、可動域が改善して、痛みが減ることも証明されています。また、アルツハイマー病や認知症のリスクは年と共に上昇しますが、ヨガは神経経路を修復し、脳の衰えを防ぎ、炎症に関連するバイオマーカーの上昇を抑えることで、そのリスクも下げてくれることが分かっています」

ヨガはどのくらいの頻度でするべき?

「これは、その人のヨガの経験と手持ちの時間によるでしょう。1回あたり何分、週で何回なら長く続けられるかを考えて、そのプランに徹してください。1日たった5分でも、一貫して続ければ長期的な効果が得られます」

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ヨガと相性のよい運動は?

「ウォーキング、ウエイトトレーニング、水泳は、どれもアルツハイマー病と認知症のリスクを下げることが証明されています。60歳以降は筋肉の減りも早くなりますが、このような運動は筋肉の量を増やす上でも役立ちます。最後にヨガの種類について。活力を高めたいときはヴィンヤサヨガやハタヨガ、リラックスしたいときはリストラティブヨガか陰ヨガがおすすめですよ」

※この記事はイギリス版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: As told to Bridie Wilkins Translation: Ai Igamoto

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