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【1泊2日の大人旅in福井】北陸新幹線で東京から約3時間!絶対に押さえておきたい観光スポットを徹底レポート

  • 2024.12.22

2024年3月に北陸新幹線が延伸となり、東京から福井まで乗り換え要らずでアクセスできるようになりました。これを機に北陸への旅行を検討している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、福井県の坂井市に焦点を当て、絶対に外せない名スポットや絶品グルメをピックアップ。編集部員のリアルレポートとともにお届けします!

名物の油揚げを丸ごといただく! 「谷口屋」の絶品ランチ

東京から北陸新幹線に乗ること約3時間で、福井駅に到着。まずはおいしい食事でパワーチャージをすべく、福井名物が楽しめる人気店「谷口屋」へ。
お目当ては、雑誌や旅行情報誌など数々のメディアで取り上げられている油揚げの定食。「ここの油揚げはほかとまったく違う」と、うわさでは聞いていたのですが、確かに見た目のインパクトがすごい! 油揚げの一辺は13cmで、厚さは3cmとかなりのボリューム感です。「揚げ師」という専門の職人が約1時間かけて丁寧に揚げているのだそう。ひと口食べてみると、カリッふわっ食感が楽しく、口の中で大豆の甘さがジュワッと広がります。この量を食べ切れるかしら……と少々ドキドキしていたのですが、大胆な見た目とは裏腹に、口当たりは軽やかで繊細な味わい。大豆の香ばしさもあいまって食欲が倍増し、結局ペロリと食べ切ってしまいました。しょう油やポン酢、岩塩などで味変を楽しめるのもありがたいですね。
油揚げの佃煮やお揚げの煮物など、副菜も大豆づくしでとってもヘルシー。

【谷口屋】
住所:福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
営業時間(冬季):平日11:00〜14:00、土日祝10:30〜15:00(L.O.15:00)
定休日:火曜日、年末年始、臨時休業あり
公式サイト:https://taniguchiya.co.jp

現存12天守のひとつ「丸岡城」は外せない!

おいしい食事でおなかを満たしたところで、観光スポット巡りを開始。まずは国の重要文化財に指定されている「丸岡城」を訪れました。
江戸時代以前に創建され、現在まで残っている天守のことを総称して「現存12天守」といいますが、ここ「丸岡城」もそのひとつ。天正4年(1576年)、一向一揆の備えとして織田信長の命により築かれた北陸地方唯一の現存天守です。素朴なつくりながら、悠然とした佇まいに惚れ惚れします。
さらに注目すべきは、石瓦でできた屋根。屋根全体が石瓦でできている天守は非常に珍しく、全国的にも希少。水に濡れると青白くなる「笏谷石(しゃくだにいし)」を使用していて、その性質から越前青石とも呼ばれているのだそう。

城内には「日本一急な階段」とも称される木造の階段があり、傾斜は驚異の65度! 階段の手すりとロープを駆使して上の階へ歩みを進めるのですが、これがなかなかにハード。ちょっとしたスリルとともに、戦国の世の戦術を感じることができました。

【丸岡城】
住所:福井県坂井市丸岡町霞町1-59
営業時間:8:30〜17:00
定休日:年中無休
見学料:大人450円、小中学生150円
公式サイト:https://maruoka-castle.jp

「一筆啓上 日本一短い手紙の館」で旅の思い出をしたためる

お次は「丸岡城」から目と鼻の先にある「手紙の館」へ。
丸岡藩主の本多成重の父が妻にあてた短い手紙にちなみ、平成5年から続く日本一短い手紙コンクール「一筆啓上賞」の作品が展示されています。手紙の内容は、思わずジーンとくるものからクスッと笑えるものまで、書き手やテーマによって多種多様。手書きでしたためられた短いメッセージを前に、温かい気持ちになりました。

館内には、ポストカードの制作ができるタッチパネルや、手紙を書くためのコーナーを常設。スマートフォンで気軽にメッセージをやり取りできる今の時代に、あえて手書きの文章を送ると特別感が出ますよね。せっかくなので、普段なかなか伝えられない思いをつづり、大事な人に送ってみてはいかがでしょう?

【一筆啓上 日本一短い手紙の館】
住所:福井県坂井市丸岡町霞町3-10-1
営業時間:9:00〜17:00
定休日:年末年始、特別休館あり
見学料:大人450円、小中学生150円(丸岡城との共通入場券)
公式サイト:https://maruoka-castle.jp

サスペンスドラマのロケ地といえばココ! 「東尋坊」周辺をクルーズ

続いてやって来たのは、福井県の代表的な観光スポット「東尋坊」。サスペンスドラマで犯人が追いつめられるシーンでおなじみの場所ですが、実は国の天然記念物・名勝に指定されている神聖な場所。しかも、朝鮮半島の金剛山とスカンジナビア半島の西海岸と並ぶ「柱状節理世界三大絶勝」のひとつ。世界に3か所しかない地質学的にも貴重なスポットなのです。

恐る恐る崖の間をのぞき込んでみると、思った以上に高くてドキドキ。高さ20メートル超えの断崖絶壁はスリル満点で、恥ずかしながらへっぴり腰になってしまいました……(汗)。崖の上に立ってサスペンスドラマの犯人の気持ちに思いを馳せてみましたが、こんなところに追い詰められたら、自白するしか道はありません。
そんな冗談はさておき、ここでしか見ることができない景色は圧巻。福井県の中心地からは少し外れますが、一見の価値ありです!

せっかくなので違う視点からも東尋坊を見てみたいと思い、遊覧船で沖へ出航。船頭の方による東尋坊の豆知識を聞きながら、約30分かけて東尋坊周辺をぐるりと周遊。船の上からしか見られない“隠れ恐竜”を発見することができました。恐竜王国・福井県ならではの遊び心にワクワク!

【東尋坊観光遊覧船】
住所:福井県坂井市三国町安島(東尋坊乗り場)、福井県坂井市三国町米ケ脇4-9(サンセットビーチ乗り場)※海況によって乗り場が変わります
営業時間:9:00~16:00(4月1日~10月31日)、9:00~15:30(11月1日~3月31日)
定休日:水曜日
料金:大人1,800円、小人900円
公式サイト:https://www.toujinbou-yuransen.jp

パワースポットとして注目を集める「雄島」でサンセットを拝む

福井旅1日目のラストに訪れたのは、「東尋坊」の北に位置する「雄島」。周囲約2㎞の大きな無人島には、手つかずの原生林が生息していて、島の入り口には大湊神社の鳥居がそびえ立っています。その神秘的な雰囲気から、近年はパワースポットとして注目度が急上昇しているようです。

あたりが暗くなりはじめたので橋を渡って戻ってくると、太陽が水平線に沈み始めているではありませんか! この景色を写真に収めたいという一心で急いでカメラを取り出し、パシャリパシャリとシャッターを切りました。「雄島」越しのサンセットは非常に美しく、見ているだけで心が洗われるような不思議な感覚に……。スーッと晴れやかな気持ちで1日を締めくくることができました。

【雄島】
住所:福井県坂井市三国町安島
定休日:なし
料金:無料
公式サイト:https://kanko-sakai.com/spot/k006

初日の観光スポット巡りはここまで。
次回は、北陸の海の幸が楽しめる宿泊施設と2日目の旅のルートをご紹介!

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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