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売る予定の一軒家の鍵を貸してと言う義母「片づけ手伝ってもらったし良いか」変わり果てた家の姿にあ然

  • 2024.12.24

田舎に新築で建てた一軒家。子どもが成長し、今後の通学などを考えて別の場所へ新しい家を購入。以前の家はまだ築10年ほど。売却を考えていたので少しずつ荷物など整理をしていたところ、義両親が片づけを手伝ってくれることに。とてもありがたいと思っていたのですが……。

引っ越しをすることになった理由

結婚してすぐに街の中心地から少し離れた田舎の場所に新築で建てた一軒家。夫と2人のころ、子どもは2人くらいかなと計画し購入。その後、子どもが4人になり、「小さいころはいいけれど、大きくなってくると部屋が必要だよね。今の家だと部屋数が足りないね」となりました。

また田舎なので少し交通機関が不便な場所。「子どもたちの通学などを考えると便利な場所へ引っ越しするほうが良いね」と夫と話し合い、中心地のほうへ引っ越しすることになりました。

義両親のおかげでスムーズに引っ越し

引っ越しを機に断捨離! 新しく購入した家へは必要最小限の荷物を持って行き、以前の家には大量の荷物がまだ置いた状態。時間があるときに片づけにいく生活をして数カ月が過ぎ、そろそろ売却を考えることにしました。そのとき、なかなか片づけが進まないのを見かねて、義両親が「片づけを手伝ってあげるよ」と言ってくれたのです。

必要なものだけれど今すぐには使わない大きな荷物は売却が決まるまで、とりあえず前の家に置いておく。それ以外は処分と決め、なかなか進まなかった片づけは義両親のお陰ですぐに終わりました。

売却しようとしたら……

いよいよ不動産屋さんへ売却してもらうために連絡しようかと思っていたところ……。義両親から「まだ片づけたいところがあるから鍵を貸しておいてほしい」と連絡がありました。私は少し不思議に思っていたのですが鍵を貸すことを承諾し、義両親は私たちがいないときでも前の家を出入りするようになりました。

するとある日、売却が決まるまで置いておこうと言っていた私たちの荷物をすべて新しい家へ持ってきたのです。そして「家、きれいになったよ〜」と言われて写真を見せてくれたのですが驚きました。

私たちの家なのに!

私たち夫婦が植えていた花壇の花や木はすべて抜かれ、義両親の好みの植物に植え替えられていました。さらに、家の中は義両親の荷物が入れられ、義母好みに飾られていました。そして「これ、ありがとう!」と言って渡していた鍵を返してくれたのですが、義両親はスペアキーをつくっていたのです。

義両親なので私の口からは何も言えず、ただ驚くばかりでした。それと同時にひと言も断りもなく私たちの荷物をすべて出し、自分たちの家のように使っている義両親に対して怒りが沸々と湧いてきました。

売却を考えてから約1年。今でも義両親は自分たちの家のように月に2〜3回ほど、家に訪れては庭手入れや泊まりに来ています。そのたびに夫へは「義両親はどのように思って使っているのか?」と聞いていましたが、旦那からはハッキリとした返事はなくモヤモヤした気持ちに。毎回思うのも疲れてしまうので、今ではもうあの家は義両親の家だと思うことにしています。

著者:中村望/女性・自営業。8歳、6歳、3歳、0歳の4人育児中のママ。長年、事務員として勤務していたが出産を機に退職。1人目の育児が少し落ち着いたときに趣味として始めた習い事で、現在では指導者として教室を運営。ママ目線での執筆活動もおこなう。

作画:うちここ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ

ベビーカレンダー編集部

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