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清澄白河のコーヒースタンド『sunday zoo』で、心も体もぽかぽかに。新米編集者の東京街歩き。Vol.2

  • 2024.12.21
出典 andpremium.jp

丁寧に淹れたコーヒーで、心が通じ合う瞬間。

あっという間に木枯らしが身にしみる季節になりました。外に出るのも億劫に感じる寒さですが、この時期だからこそ楽しめるものもたくさんあります。例えば、凍えた体に染み渡るホットコーヒー。 温かいカップで指先に熱が戻っていくのを感じたり、飲み終わる頃には体が内側からぽかぽかとしていたり、そんな体験も含めて、冬に飲むホットコーヒーは特段おいしく感じるのだろうな、と思っています。

ということで、今月の街歩きのテーマは「寒い日にこそ飲みたいホットコーヒー」に決定。とっておきの一杯を求めて、清澄白川駅に降り立ちました。「コーヒーの街」と言われるだけあって、駅周辺には賑わっているコーヒー店がずらり。 行ってみたいお店がさらに増えてしまいました。

今回伺った『sunday zoo』は、週末(金、土、日)限定でオープンするコーヒースタンド。創業は2014年で、もともとコーヒーの焙煎が趣味だったという奥野喜治さん、明美さんが夫婦で営んでいます。ちなみに2人の前職は航空会社で、定年退職後に店を始めるまでは、世界中を飛び回っていたんだとか。そんな夫婦がセレクトしているコーヒー豆は、全部で8種類。「いろんな人の好みに合うように」と、ブラジル、エチオピア、ベトナムなど世界各地からバランス良く買い付けているそう。今回注文したのは、ブラジルの「クイーンショコラ」。名前の通りチョコレートのような香りが印象的で、コクをしっかりと感じられる味。甘味も強めで、まさに冬に飲むのにぴったりの一杯です。

「クイーンショコラ」450円。豆の購入も可能。店内にはいくつかベンチが設置されているので、淹れたてをじっくりと味わえる。
豆の買い付け先には、ピンで印が。白色のシールは奥野さん夫妻が訪れたことのある国、黄色のシールは海外から来たお客さんの出身地だそう。

味の良さはもちろんのこと、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れてくれるのを、カウンター越しに眺めている時間も楽しい。コーヒーへのこだわりや、清澄白河についてなども、丁寧に教えてくれました。

自家焙煎した豆を、目の前でハンドドリップ。好みを伝えると、おすすめを教えてくれる。
象のロゴが入ったグッズも販売中。シンプルで温かみのあるデザインがかわいい!

2人の優しい人柄に惹かれてか、閉店間際にもかかわらずお客さんがひっきりなしにやってくる! どうやら常連客の方が多いようで、お気に入りの豆を購入した後は、楽しそうに話をされていきます。「行きつけのコーヒー店があるって素敵だなぁ」と思いながら耳を傾けていると、たまに話に混ぜてもらえたりして、人とのつながりにほっこり。帰り際には「写真をとりましょう!」と声をかけていただき、大切な宝物になりました。

店を出た後は、体だけでなく心もぽかぽか。近所に住んでいたら毎日のように通ってしまうであろう、素敵な空間でした。また近くに寄った際には絶対に訪れたい、大切なお店です。

Shop Informationsunday zoo

住所:東京都江東区平野2-17-4
営業日:金、土、日曜日
営業時間:12:00~17:00

instagram.com/sundayzootokyo

 

Editor 編集MH

出典 andpremium.jp

『&Premium』編集部。緑とお笑いとアイドルが好きです。直近の楽しみはM-1を観ること。Netflixで過去の放送の復習もばっちりです。

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