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「咳止めシロップで人生の2年を奪われた…2年間も罰する意味ない」ドーピング違反の親日スターが嘆く

  • 2024.12.21
「咳止めシロップで人生の2年を奪われた…2年間も罰する意味ない」ドーピング違反の親日スターが嘆く
「咳止めシロップで人生の2年を奪われた…2年間も罰する意味ない」ドーピング違反の親日スターが嘆く

Text by 井上大輔(編集部)

2022年のワールドカップでアルゼンチン代表の一員として優勝を遂げたパプ・ゴメスことアレハンドロ・ゴメス。

来年2月で37歳になる彼は、2025年10月までプレーすることが禁じられている。2023年9月にドーピング違反で2年間の出場停止処分を受けたためだ。

彼は、『la Repubblica』でこんな話をしていたそう。

「アタランタに戻りたいけど、今は必要とされていないのは分かっている。咳止めシロップのせいで2年間を棒に振り、サッカーに復帰はできないと数カ月ほど考えていた。

でも、今はハッピーだ。 何とかトンネルを抜け出し、17歳に戻ったような気分だ。どのクラブから声がかかるか見てみよう。1年間、ひとりでトレーニングするのはとても大変だったし、逞しさを学んだよ。

自分に科された罰は受け入れたが、嫌悪感さえ覚えた。こんなことで2年間も罰するなんて意味がない。咳止めシロップのせいで自分は過ちを犯した」

ゴメスが陽性反応を示したのは、テルブタリンというもので、シロップになった製品もある。

彼はセリエAのアタランタ時代に最も活躍したが、37歳にして現役復帰となるだろうか。

ちなみに、ゴメスは右足に「キャプテン翼」、左足には「ピカチュウ」のタトゥーを彫っている。

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