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ドイツ、クリスマスを狙った自動車テロで惨劇…日本人所属の地元チームも沈痛 「言葉がない」

  • 2024.12.21
ドイツ、クリスマスを狙った自動車テロで惨劇…日本人所属の地元チームも沈痛 「言葉がない」
ドイツ、クリスマスを狙った自動車テロで惨劇…日本人所属の地元チームも沈痛 「言葉がない」

Text by 井上大輔(編集部)

2024年も残りわずかとなり、クリスマスに向けたイベントも世界各地で行われている。

そうしたなか、ドイツのマクデブルクでクリスマスマーケットを狙ったテロ事件が起きた。

『Guardian』によれば、黒のBMWが群衆に突っ込み、数十人が負傷し、幼児を含む少なくとも2人が死亡する惨事となり、地元当局はテロ攻撃とみなしているとのこと。

BMWはの群衆に真っ直ぐ突っ込み、市庁舎の方向に400メートル猛スピードで走ったとされている。市当局によると、少なくとも68人が負傷し、うち15人が重体。

SNSにも関連動画が投稿されており、屋台の経営者は「戦争のようだった」と語り、州首相は「クリスマス前にひどい出来事だ」と沈痛なコメントを発表した。

問題のレンタカーを運転していたサウジアラビア出身の50歳医師はすぐに逮捕された。精神医学と心理療法を専門としていたという男は、2006年からドイツで暮らしており、2016年に難民として認定されたという。州首相は単独犯だとして、さらなる脅威はないとしている。

伊藤達哉が所属する地元マクデブルクは、20日に敵地で行われたフォルトゥナ・デュセルドルフ戦に5-2で勝利。

クラブは「サッカーは二の次だ。我がクラブは衝撃を受けており、クリスマスマーケットで起こった恐ろしい出来事の影響を受けた人々に思いを寄せている。アウェイゲームに5-2で勝利したが、正直なところ、言葉を見つけるのが難しい」との声明を発表した。

また、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのヴァンサン・コンパニ監督も「今夜はサッカーについて話すことはほとんど不可能だ。今はマクデブルクの人々のことを思っている」と述べている。

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