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【韓流デビュー秘話】急な代役でドタバタに主演決まったハン・ヒョジュ

  • 2024.12.21

ハン・ヒョジュは1987年に生まれた。2006年にユン・ソクホ監督の『春のワルツ』の主役に抜擢されて脚光を浴びた。以後、2007年『空くらい地くらい』、2008年『イルジメ~一枝梅』に出演。2009年には『華麗なる遺産』で高視聴率女優の異名を取り、2010年に時代劇『トンイ』に主演して名実ともにトップ女優の一人になった。

そんなハン・ヒョジュのデビュー当時のことを振り返ってみよう。女優人生をスタートさせていたハン・ヒョジュが重大な転機を迎えたのが2005年の末だった。ユン・ソクホ監督が四季シリーズの最終作品として準備していた『春のワルツ』のヒロインに決まったのである。

しかし、そこには苦しい理由があった。実は、このドラマのヒロインには別の有名女優が決まっていたのだ。しかし、契約問題で合意に至らず、その女優が降板してしまった。すでにオーストリアでのロケの日程も迫っていた。困ったユン・ソクホ監督があわてて見つけ出してきたのがハン・ヒョジュだった。

といっても、報道用に公開されたハン・ヒョジュの写真を見て、「随分、普通っぽい女の子が選ばれたものだ」と感じた芸能記者が多かったという。ユン・ソクホ監督はソ・ドヨンとハン・ヒョジュという新人を主役に選んだ理由をこう語っていた。

「春は始まりの季節なので、若い俳優を使って瑞々しい作品にしたかったのです」

結果的に言うと、誰もが注目する四季シリーズの最終作品は、新人には荷が重かった。視聴率が伸びず、評価も高くなかった。

ハン・ヒョジュ
現在トップ女優のハン・ヒョジュが『春のワルツ』に出演したのは20年近く前のことだ(写真提供=OSEN)
けなげに生きるヒロインを演じた女優

けれど、女優ハン・ヒョジュを育てたという意味では、『春のワルツ』は人々の記憶に残るドラマとなった。実際、最初はぎこちない演技だったが、後半に至ってからのハン・ヒョジュの成長ぶりは際立っていた。

不幸な生い立ちの中でけなげに生きるヒロインの役をハン・ヒョジュは精一杯に演じて、多くのドラマ関係者の目にとまった。

以後の彼女は、次々に出演作を成功させてスターの階段を上り始めた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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