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私は迷わず夫婦別姓を選ぶ。自分らしく生きる選択肢として願うこと

  • 2024.12.21

結婚をしたら女性が名字を変える。ごく当たり前になされているが、本当に必要なのだろうか。私は、夫婦別姓も選択肢にいれるべきだと思っている。今の私ならきっと夫婦別姓を選ぶだろう。

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自分の名字にこだわりはない。しかし今まで名乗ってきたためか、とても馴染み深い響きではある。フルネームでひとつのまとまりとして認識しており、視覚的にとてもしっくりくる名前だ。名付けられるときもおそらく、今の名字との字画や響きを重視して決められただろう。

20代も半ばをすぎると、周りが結婚ラッシュに入る。20代のうちに結婚したい人、今付き合っている人となんとしてでも籍を入れたい人がSNSでこぞって結婚報告をしている。そのときにキャプションに書いてあるのが、〇〇から□□なりました。という文面だ。名字が変わったのだとわかると、周りも結婚したのだと悟る。女性が名字を変えた=結婚というイメージが圧倒的に染み付いているのを実感した。

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名字を変えるとき、私達が想像しているよりも手続きがめんどくさいと聞いたことがある。運転免許証、銀行口座、マイナンバーカード、パスポート。ありとあらゆる公的な書類を書き換えなければいけない。国家資格を持っている人は、免許証を新たに発行してもらう必要もあるという。変更できる場所は、役所や銀行など役所関連が多いので、平日を使って行わなければいけないというのもめんどくさいと感じる理由のひとつである。1日で終わることはまずないだろう。何日もかけてやっと名前を変えられるのだから、それはできればやりたくないと感じる人がいても無理はない。

私もたまに考える時がある。自分の名字を変えるならどのような名字がしっくり来るのか。
新鮮さはあるものの、今の名字と響きが似ている名字や、一般的な名字のほうが馴染みやすいと感じた。とはいえ、夫婦で違う名字を名乗っても良いという考えは変わらない。今の仕事を続けるのであれば今のままで、いわゆる旧姓続けたい。まわりからもいつもと変わらない見方でいてほしいので、ガラッと大きな変化を加えなくても良いと思っている。

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もし迷うポイントを上げるとするならば、子どもの名字だろう。夫婦が別姓であれば、どちらを名乗るか決めなくてはいけない。片親と違う名前であることへの違和感を生ませてしまうかもしれない。学校へ行けば、なぜ親と名前が違うのかクラスメイトから疑問を投げかけられる可能性もある。いじめに発展する危険性もあるのだろうか。選択肢としてはあるものの、浸透はしていない。法的にも、いずれは選択できる可能性をもちながら、決まりとして定められてはおらず、結婚をすると原則どちらかの名字を名乗ることになっている。しばらく動いていないこの議論。私の体感としては5年以上、もしかすると10年ほど宙に浮いたままだ。事実婚が浸透したのはそのせいもあるかもしれない。

私は、結婚することにデメリットを感じているのではない。夫婦のどちらかが名字を変えることに疑問を持っている。大半は女性がその役割を担い、旧姓との2つの名を持つ。男性側が変えることもあるが、割合は1割を下回る。婿入りと言われ、めずらしい事態に好奇の目がやってくる。女性が名字を変えることを当たり前とされ、女性の仕事とまでイメージ付けられていることが不思議でならない。

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私と同じ考えを持っている人は少ないかもしれない。多くの女性は、好きな人と同じ名字を名乗れることが幸せだと感じているであろう。SNSで結婚を発信している人の大半はこの考えを持っている人だと私は認識している。だがしかし、私は多数派にはなれない。自分が自分らしく生きていく選択肢として、名字を変えない生き方も十分ありだと思っている。結婚はしても、名字は変えず、変わらず生きていく。この選択が当たり前の選択肢になりますように。ランドセルが赤と黒の2つからカラフルになったように、結婚もさまざまな選択肢ができて、夫婦それぞれの形が作れますように。

■kanon.のプロフィール
自分らしさ、今を楽しむためには、を考える駆け出しの社会人。 HSPの持ち主。強みに変えられる生き方を探し中。

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