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カリカリポリポリ……エゾモモンガが夢中で食べているのはなぁに?【北海道のかわいい動物たち】

  • 2024.12.20

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年12月9日〜12月13日ピックアップ分)

何とも〝ありがたい〟お姿…御利益あるかも!?

Sitakke
撮影:@muromix さん

雪の降る中、木の上にたたずむエゾフクロウ。
夏の間は、おもに山の奥で子育てをしていましたが、冬の訪れとともに、北海道の各地の〝いつもの樹洞〟に戻ってきて元気な姿を見せてくれ、そんな姿を撮影したご投稿を、たくさんいただいております。
その中でも、特に印象的だったのがこの1枚。

フクロウの〝下半身〟が木に隠れて見えないせいか、まんまるのフォルムに見えて、まるで〝だるまさん〟のよう。
フクロウは見ているだけでも幸せな気持ちになってしまう不思議なチカラがあるように思っているのですが、「きょうの1枚」はそれを超えて、〝ありがたみ〟まで感じてしまいました。
仏像のような〝半開きの目〟が、そんな雰囲気をかもし出しているのでしょうか?
これから「年末ジャンボ」を買うという方、このお写真を携帯にしのばせて、売り場へ行ってみてはいかがでしょう?
きっと良いことが・・・〝個人の感想〟です。

「今シーズンもよろしくお願いします!」

Sitakke
撮影:@takabouplan1120 さん

とってもかわいらしい、無垢なあどけなさにあふれたシマエナガちゃんですねー。
全道的に雪も降り、冷え込んで、本格的な冬の到来、そしてシマエナガのかわいらしさが雪景色に映える季節になりました。

シマエナガのフィールドで、半年ぶり?くらいに出会う方々も多く、シマエナガウォッチャーの間では、「今シーズンもよろしくお願いします!」なんて、まるでお正月のようなあいさつを交わしたりしていらっしゃる方も…。
5〜6月に生まれ、そのころは目のまわりが黒っぽかったのですが、いまではすっかり真っ白になって、その姿は本当に〝雪の妖精〟そのものですね。そのかわいらしさは、「実物を見るまでは、この世の生き物だとは思ってませんでした」と言う方もいらっしゃるほど。
今シーズンも、かわいらしいシマエナガの写真を、たくさん配信させていただきたいと思っております、ご期待ください!

エゾモモンガが夢中で食べているのは?

Sitakke
撮影:@nukoruru さん

ある研究論文に、「エゾモモンガは、冬を乗り切るために、秋にドングリなどを大量に食べて皮下脂肪を貯える…」とあったのを見て、本当かなー?本当だったら一度でいいから見てみたいなーと、ずっと思っていました。
エゾモモンガが暮らす場所は、ほとんどが木の上です。

ごくたまに、喉が渇いたときに、木の根元まで降りてきて、雪をなめることがあるくらい。
そんなエゾモモンガが、すぐに地面に落ちてしまうドングリを、どのように食べるのかと…。

「きょうの1枚」は、まさに、そのお写真です!
エゾモモンガが木から降りてきて、地面に落ちた紅葉を、ガサゴソとかき分けてドングリを見つけ、@nukorurru さんの目の前で、美味しそうに、カリカリポリポリと食べたのだそう。
本当に、ドングリを食べるのですねー、しかも地面に降りてきて。
こんな、まるでリスのように(エゾモモンガはリスの仲間なのですが…)地面で木の実にかぶりついている姿は、本当に初めてです。
エゾモモンガは、ご存じの通り夜行性の動物ですから、もしかしたら、真っ暗な秋の森で、エゾモモンガたちが集団で、落ち葉をかき分けかき分けして、ドングリを食べているのかもしれません。
そんな様子を想像するだけで、楽しくなっちゃいますねー。

あの〝人気キャラクター〟に似てる!?

Sitakke
撮影:@etupirka.jp さん

とってもかわいい顔をした、エゾクロテン。
見るたびに、人気キャラクターの「キティちゃんに似てるなー」と思ってしまうのは私だけではないはず。
冬になると、雪の下にトンネルを掘って移動し、あちこちの穴から顔を出しては引っ込んで、「モグラたたきゲーム」のように、次はどの穴から顔を出すのかわからずに、カメラを持ったまま振り回されることもしばしばです。
エゾクロテンと、名前に〝クロ〟という言葉が入っているに、あまり黒っぽくないですね。
特に冬毛は、黄褐色のような感じです。
クロテンの仲間は、ロシア、中国、ヨーロッパと広く分布していて、そのほとんどが黒っぽい色をしているのですが、たまたま生物学的に、エゾクロテンだけが、黄褐色なのです。
かわいらしい顔をしていますが、雑食で、木の実のほか、鳥やネズミ、モモンガのような小さな動物をとらえて食べるので、『森の小さな殺し屋』と呼ばれます。

〝肉球マニア〟も 納得の1枚!

Sitakke
撮影:@s.studio6 さん

エゾリス自体は、それほど珍しい存在ではありませんが、「きょうの1枚」は、これまでに見たことがないようなスゴイお写真ですねー。
木の上から、カメラのレンズをかすめて思いっきりジャンプ!
そのスピードはかなりのものだったと想像しますが、ピタッとピントが合っていて、普段はなかなか見ることができない〝肉球〟まで、はっきりと見えています。
これには〝肉球マニア〟も納得の1枚でしょう。
それでいて、子どもが新しい布団にダイビングするときのような、はたまた森をさっそうと滑空するエゾモモンガのような、かわいらしいポーズも最高です!
しんしんと雪が降る、風があまりない日の朝は、エゾリス観察にピッタリ。
寒い日が続きますが、早起きして森を歩いてみたいと思いました。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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