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【MLB】「ラッチマンとバッテリー組むのが楽しみ」菅野智之が入団会見 オリオールズが誇る若き名捕手とのコンビ結成に意欲

  • 2024.12.20
菅野智之(C)Getty Images
SPREAD : 菅野智之(C)Getty Images

巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、オリオールズと1年1300万ドル(約20億円)で合意した菅野智之投手が19日(日本時間20日)、オンラインでの入団会見を行った。MLB公式サイトをはじめ、米複数メディアが伝えている。

■「まったく難しい決断ではなかった」

巨人のチームカラーであり、オリオールズのチームカラーでもあるオレンジ色のネクタイを締めて会見に臨んだ菅野。メジャー移籍については「まったく難しい決断ではなかった。日本では、できることはすべてやり切ったと感じている。米国、MLBでプレーすることは私のずっと抱いていた夢だったので、この道を選ぶことにとても興奮している」と喜びを口にした。
さらに「ずっと米国でプレーしたい、米国で投げたいと思っていた。2017年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、米国代表相手にドジャースタジアムで投げる機会を得た。その経験が、いつかメジャーで投げたいという思いをさらに強くさせた」と明かした。
オリオールズを選んだ理由としては「勝つため、投げるため、そして野球のことだけを考えて米国に行く。オリオールズには素晴らしいスタッフがいて、ワールドシリーズで勝つチャンスがあることが要因」とした。

■「ソフトシェルクラブが楽しみ」

メジャーへの適応も求められるが、「今、何かを大きく変えようとは考えていない。自分の投球の選択肢や組み合わせ、コマンドを生かして米国で投げ、その先にどんな結果が待っているのか見たいと思っている」と話し、まずはこれまでの投球スタイルで勝負する意向を示した。
「メジャーで対戦したい打者は?」という質問に対しては、「誰と対戦したいというよりも、オリオールズには素晴らしい捕手の(アドリー)ラッチマンがいるので、バッテリーを組むのが楽しみ」と答え、強肩強打を誇る26歳とのコンビ結成に意欲を見せた。
話題が本拠地ボルチモアという街に移ると、菅野は16日(同17日)に訪れたと明かした。「素晴らしい街だと思った。雰囲気が気に入った。チャールストンというレストランで食事をしたが、おいしかった。夏はソフトシェルクラブ(脱皮直後のカニ)が最高だと聞いているので、また行ってソフトシェルを食べるのが本当に楽しみ」と笑顔を見せた。
ボルチモアは日本人の人口が少ないが「野球で勝負するんだという気持ちしかないので、そこは全然考えていない」とし、あくまで野球そのものでチームを選んだと言い切った。

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