トレードが噂されるカージナルスのベテラン三塁手、ノーラン・アレナド内野手の動向に関心が寄せられている。
18日(日本時間19日)には、アストロズへのトレードを拒否したと報じられたアレナド。第1希望とされるドジャースは、マックス・マンシー内野手を三塁手のスタメンにする方針で、周囲の論調もトーンダウンしていたが、カージナルスの番記者は「依然としてアレナドを欲しがっている」と主張する。
■「ドジャース移籍が最優先」と主張
代理人のジョエル・ウルフ氏によれば、アレナドは「今すぐにでも勝てる球団を望んでいる」とされ、多くに対してトレード拒否権を放棄する柔軟な姿勢を示した。ドジャースやパドレスを始め、ヤンキース、エンゼルス、レッドソックスなどの名前が候補に挙がっていたが、現在のところ具体的な進展は見られない。
一方で、米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は自身のXで、MLB公式のカージナルス担当ジョン・デントン記者の見解を紹介。デントン記者は「ドジャースは自分たちの関心を控えめに見せているが、惑わされてはいけない。依然としてアレナドを欲しがっている。ドジャースがはっきり「ノー」と言わない限り、彼はまずその選択肢を最優先に考え続けると思う」と、主張したとのこと。
メジャー12年目のアレナドは、今季152試合に出場し打率.272、16本塁打、71打点。3度の本塁打王と10年連続ゴールドグラブ賞を誇るベテランだが、予算削減を伴う緩やかな再建路線を辿るカージナルスは、若手中心の起用に舵を切り始めている。
スーパースター軍団ドジャースに新たなレジェンドが加わるのか、引き続き目が離せない。