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【MLB】「BABIP.370」今季“もっとも幸運な打者”は鈴木誠也、2位にジャッジがランクイン 大谷翔平は8月に不運の連続

  • 2024.12.20
カブスの鈴木誠也(C)ロイター
SPREAD : カブスの鈴木誠也(C)ロイター

MLB公式の分析システム『スタットキャスト』が導入されて、今季で10年目。新たな指標が年々追加され、選手のパフォーマンスがより鮮明に掘り下げられる時代となった。
野球は「運」の要素にも影響されるスポーツで、近年では科学的に数値化した指標も存在する。ここでは、今季の「インプレー打率」を取り上げる。

■大谷翔平は8月「BABIP.190」で打率急降下

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』が算出したインプレー打率「BABIP(Batting Average on Balls in Play)」とは、本塁打を除くインプレーの打球が安打になった割合を示すもの。
数年単位の長期スパンで見ると“3割前後に収束する”とされており、メジャーリーグ全体の直近10年間を見ても、毎年.290から.300に収まっている。極端に逸脱した選手は、その後に揺り戻しがくるケースがほとんど。走力や打球速度が優れた選手の方が高い数値が出やすく、打者よりも投手にあてはまりやすい指標という点は抑えておきたい。
今季400打席以上の打者で「BABIP」がもっとも高かったのが、カブス鈴木誠也外野手が記録した「.370」だ。2位がアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の.367、3位にブレント・ルーカー内野手(アスレチックス)の.362と続く。もっとも低かったのがミッチ・ガーバー捕手(マリナーズ)の.216となっており、極端な開きが見られた。
鈴木の成績を年度別で比較すると、2022年のBABIPが.326、昨季が.341と比較的高水準が続いている。平均打球速度91.7マイル(約147.5キロ)はメジャー上位13%に位置し、スプリントスピード28.3フィート/秒は上位24%と優秀で、安打になりやすい要素が揃った野手であることは付け加えておく。
今季2位のジャッジは昨季がBABIP.300ちょうど。ドジャース大谷翔平投手は今季月別で8月だけBABIP「.190」という極端な不運に見舞われ、翌9月に.457を記録するなど多少の揺り戻しが起こっている。外野手が飽和状態で、度々トレード話が持ち上がる鈴木だが、来季のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性はあるのだろうか。

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