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「おなかが空いたならそう言って!」後ろをついて回る義母の本音は一体<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.12.20

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。まる子さんの介護生活は、義母が初めて圧迫骨折をしたときからスタートしました。当時のまる子さんは、歩けないと言う義母を運ぶために、苦肉の策で車輪付きの椅子に乗せて移動しました。介護生活が進むにつれて、義母の生活動線を確保するためにものの置き場所を見直したり、買いものの回数や買い方を変えたりと、さまざまな工夫をしてきました。省けるものは省き、頼れるものは頼りながら、家事ストレスの軽減を目指しているまる子さんでした。

ある日、掃除のためにトイレに入ったまる子さんは、水浸しの床と温度設定がMAXになった操作パネルを目の当たりにします。義母に聞くと何も触っていないと言うので、標準設定に戻したのですが……しばらくすると、今度は水浸しの床に加えて、すべての設定がMAXに変わっていました。しかし、義母はウォシュレットをちゃんと使えていると言い張り、まる子さんもお手上げ。今後も同じことが続くようなら、ウォシュレットの使用を控えてもらうことも考えなくてはいけません……。

先に作りましょうか?

朝、義母の部屋に行くと、あいさつよりも先に食事の話をされ……。

気にせず家事を始めると、うしろから呪文のように食事の話が聞こえてきて……。

義母は食事の内容だけではなく提供時間にも強いこだわりがあります。8時ごろだと怒られたことがあったので、それから7時半……7時と、徐々に早くなっていきました。……が!

早くしたらしたで怒られて……。

直近では、7時半に出してほしいとリクエストされているので、そうすることに。

ただ、この日はずーっと食事の話をしていて、まだ朝食の時間ではないのに部屋に戻ろうともしません。

これはもうおなかが空いているんだ……。そう思い、食事の支度をしたほうがいいのか聞くことに。

しかし、それは断られてしまいました。食い意地が張っていると思われたくないのか? ……いまさら??

その後も、義母が立ち去る気配はなく。

結局、私が根負けして朝食の準備をしました。食べたいなら食べたいってハッキリ言って……!

朝、入れ歯と新聞を届けるために義母の部屋へ行くと、おはようのあいさつよりも先に食事の話がスタート。何やら食べたいものがある様子です。その後、家事を始めた私のうしろをついて回って、ずーっと食事の話をしています。

圧迫骨折をする前は、自分の好きなタイミングで勝手に食事の支度をしていた義母。しかし、今はほぼすべてを私がやっています。義母は、食事の内容はもちろん、提供時間までも強いこだわりを持っているので、それを見極めながら用意をするのは至難の業です……。

そして、何をするにもうしろをついて回っている義母の無言の圧に負け、おなかが空いているなら食事の用意をすると言ったところ「そんなつもりじゃない」とキッパリ。でも、その割にはずっとついてくるので、結局さっと食事の用意を済ませることにしました。義母の言葉は、そのまま受け取れないことも多々あり、プチストレスになっています……。

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自分に余裕があれば「察してちゃん」の相手も苦ではないのかもしれませんが、忙しいときこそ「おなかが空いたから早く用意をして!」と言われたほうが、ラクなときもあるかもしれないですよね。でも、あえて言わないのが義母なりの気遣いかもしれないと思うと、むげにできないから難しいですよね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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