「うまーい！最高！」肉汁のダムにダイブ！北海道の山頂でシュウマイ蒸してみた

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里（ほりうち・みさと）が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
山登り初心者でも楽しめる、お手軽✕絶景の山をご紹介します！

第25回は、「朝里天狗岳」をご紹介しました。
朝里天狗岳の魅力は前編の記事でご紹介しましたが、この記事では、私が朝里天狗岳でいただいた、お手軽山ごはんのレシピをお伝えします！

【前編：山々と海、2つの絶景！1時間ほどで登れる札幌近郊の穴場「朝里天狗岳」登山レポ】

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

お楽しみの山ごはんタイム♥

高角カメラで撮ったら、太陽が神々しい雰囲気に！

なんだかバタバタしていて、数週間ぶりの登山。
1時間で着いてしまい、正直物足りないくらい…でしたが、私の楽しみはここから。
きょうはとっておきの「蒸し料理」を楽しみに来たんです…フフフ。

蒸すだけ！山頂シュウマイ！

【材料】

・冷凍シュウマイ
・カット野菜
・水（蒸す用）
・（お好みで）調味料
今回用意したものは、ポン酢とからしです。

【作り方】

①底網をひいたメスティンに、水をはる
②カット野菜を好きなだけしいて、その上にシュウマイをセット

③蓋をして弱火で数分加熱し、中まで温まったら完成！

ポイント

・カット野菜を敷くことで肉汁も余すことなく堪能できます

・底に注いだ水が無くなると、空焚きの状態になり底面が焦げるので、様子や匂いをこまめにチェックしてください。

・蓋を開けるとき、メスティンの熱さ＆湯気には注意！

朝里ダムを上から眺めながら、肉汁のダムにダイブ！

アツアツのシュウマイをはふはふ…。
冷凍食品を温めただけなのですが、蒸しているから皮はプルプルもちもち、お肉はジューシー！野菜は甘さを増しています。

さらにシェラカップに調味料を用意。
ピリッとからしを効かせて、ポン酢を付けたら…「うまーーい！最高！」

歓喜の声がやまびこしました。

普段は、料理をするために何倍もの食材と調味料と器具を持って山に登っている訳ですから、認めたくないですが…。
正直…ことしで一番おいしいかも…。恐るべし、コンビニ食品…。

過去にコンビニの肉まんを蒸したこともあるのですが、それも忘れられない「神・山ごはん」です。

どうやら私は、蒸し料理に目がないようです…。

ありがとう！メスティン（チュッ）

朝里天狗岳の「言いたいことは山々ですが」

山頂で見かけた雪だるま

山とは全く関係のない話。
私は先日インフルエンザになり、治りたてでこの記事を書いているのですが、療養中に感じたことが３つありました。

１つ目は、「お味噌汁にソーセージは合う」
見事なマリアージュ…。ポトフに入れるよりソーセージの味が際立ちます。個人的には豚汁よりも好きかもしれない…。
洋風だから、和風だからと決めつけずになんでもやってみるものだなあと。山でも試してみたいです。

２つ目は、「エンタメのありがたさ」
一人暮らしで心細い中、色んなエンタメに心を救われました。本・マンガ・映画・ドラマ…色々触れましたが、一番響いたのは「お笑い」と「生放送のラジオ」。

一日中への字になっていた口が、はじめて形を変えました。仕事に復帰して、ほっぺたが垂れていなかったらこの２つのお陰です。
ああ…どちらにも関われる自分は恵まれているなあと、心から思いました。

３つ目は…「体調悪いことを伝えた時に、『私も頭痛い気がしてきた』っていう人、何なの？」です。(笑)
熱にうなされながら、悶々としていました。しかも結構な確率で言われませんか？
「えー、一緒だね（にっこり）」という反応が正解なのでしょうか。でも、体調不良は喜ばしいことじゃないし…。
いつもなら『共感』は嬉しいし、大事なコミュニケーションのツールですが、体調に同調はしなくていいと思うのです。「気がする」だけなのも、リアクションに困る理由です(笑)

1週間弱1人で過ごして話したいことは山々ですが、今回は３つ目に共感してほしいがためにこのコラムを書きました。考えすぎて、頭痛い！気がする！

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文：HBCアナウンサー・堀内美里（ほりうち・みさと）
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」（毎週金曜午後5時45分～6時半）スタート！HBCテレビでは「グッチーな！」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集：Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は登山時（2024年11月）の情報に基づきます。