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米軍兵士のメンタルどうなってるの…→車椅子になった兵士の送別会の後がヤバすぎた【米軍基地で働いてみた(82)】

  • 2024.12.19

<米軍兵士のメンタルどうなってるの…→車椅子になった兵士の送別会の後がヤバすぎた>米軍基地で働いてみた[#82]

(前回の続き)兵士としての仕事が休みの日に、私たち基地スタッフと一緒に働いてくれていたリカルドが訓練中にケガをして帰国することになりました。

1年半も一緒に働いた仲間なので、スタッフ全員で色紙やプレゼントを贈り、送別会を開いて盛大に彼を見送りしたのです。

そんなリカルドがアメリカに帰国して数か月が経過したある日の事でした。
いつものように基地内で仕事をしていると、ふと視界の端に見覚えのある姿が映ったのです。

思わずクラブの入り口を二度見するとそこには数か月前に帰国したリカルドが立っているではありませんか!
「まさか!」と驚きつつも駆け寄ると、何事もなかったかのように「Hello!」と笑顔で普通に挨拶をしてきます。

普通に軍服を着たその姿に「あれ?どういうこと?リカルド戻ってきたの…?」と思わず尋ねると、いたって自然体で「ああそうなんだ。アルバイトもまた始めるからよろしくね!」と返事が返ってきました。

数か月前に盛大な送別会をした私たちの気持ちは置いておいたとして、生まれたばかりの赤ちゃんや家族と一緒に居たい、家族のために安全な仕事に転職し、軍隊を辞めるつもりだった話は一体どうなったのでしょう?

さすがに「辞めたんじゃなかったの?」と聞いてみましたが、むしろ、こちらの驚きようを不思議そうな表情で、「家族は元気だし、僕には愛国心もあるしさ、国に忠誠を誓ったからには、また軍隊の仕事ができるならやりたいじゃん。」とにこにこ顔です。

結局、彼はあっさり軍隊に復帰し、なにごともなかったかのように基地内のバイトも再開しました。
軍隊は家族に対する補償や福利厚生が充実しているので、辞めた後に改めて利点や魅力を再認識したのでしょうか?

彼の家族や軍隊を愛する気持ちは間違いなく本物でしょうが、その切り替えの早さと柔軟性に日本人である私とアメリカ人の彼との価値観や性格の違いを、まざまざと感じさせられた出来事でした。

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