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増田貴久の歴史を辿る私服がぎゅっと詰まった夢の一冊!『MASU Styling log』発売記念記者会見に潜入

  • 2024.12.19

増田貴久の10年を詰め込んだ貴重なルックブック!

NEWSのメンバーで、ライブ衣装などを手掛ける増田貴久さんは、自他ともに認める大のファッションラバー。増田さんが雑誌『mina』(夕星社発行)で2014年10月号からスタートした「MASU Styling」は、私物のワードローブを自由にスタイリングした大人気連載に。その集大成であるまとめ本『MASU Styling log(マスタイリングログ)』(イマジカインフォス発行)が12月18日に発売!

“記録”などの意味を持つlog(ログ)という言葉を加えて再編集した本書は、10年にわたる私服カットに加え、ファッション愛にあふれたインタビューと貴重な新規撮りおろしカットを掲載。あえてカバー(書籍本体に巻く紙)と帯がないデザインで、ファッションブランドのルックブックのような一冊に。

増田さんのソロ曲「XXX」に合わせて登場すると、大きな拍手と笑顔に包まれ、終始和やかな会見がスタート。

――発売前重版が先日発表されました。おめでとうございます!

増田貴久の実力をちょっと下に見られてたのかなっていうのはありますね。あれ? ちょっとスベりましたね(笑)。

――そして、ここで初出しの重大発表です。なんと、発売前に2度目の重版が決定しました!

本当にね、どこまでナメられてたんだって…またスベりましたね。表紙を解禁したタイミングやテレビ番組で宣伝したときに、予約数に反応があったということを担当さんから聞いて、自分たちで本を作ったことがなかったので、どういう事態なのかあんまり分かっていないんですが。とりあえず、加藤(シゲアキ)に自慢したいと思います。

――書籍のデザインもディレクションされたそうですが、こだわったポイントは?

全部私服で、自分でスタイリングするというのが連載のテーマだったので、まとめ本の表紙は「裸にネックレスだけつけて、本を開いたら服をどんどん着ていくっていうのはどうですか?」って話していたのをそのままカタチにできました。また、色にもこだわりました。僕は本を読まないんですが、家の本棚に写真集などがたくさんあって。基本的に黒や白の本が多いなかで、蛍光色の本って違和感があて目立つなと思って選びました。インテリアとしても可愛い色味ですよね。

――表紙の写真は本書のための撮り下ろし。撮影の裏話をお願いします。

10年前から本にしたいと言い続けて、やっと叶うとなったときに、表紙の撮影が急遽1ヵ月後に予定されたんです。でも裸の写真にこだわっていたから、チーフマネージャーに「スケジュールをちょっとだけでも伸ばしてください」って土下座して(笑)。2週間くらい伸ばしてもらって、その間ジムに通って、このときは本来の増田の何割引かの状態ですね。元々こんな感じですが…普段はもう少し優しさを身にまとっていますけど(笑)。

――メンバーや周囲の方にはもう見せましたか?

まだ誰にも見せれていないです。でも出版をシゲも小山(慶一郎)もすごく喜んでくれました。シゲが本を執筆しているので、「ついに僕も先生って呼ばれるところまで来たよ」とシゲには話しました。だからNEWSのなかに作家がふたりいる状態になってしまったので、シゲのキャラがブレちゃうかもなと思うんですが…。

――今後は先生と呼び合う関係性に?

そうですね。先生、先生、小山って感じになりますね(笑)。ほかにも、お世話になっているスタイリストさんやよく行く洋服屋さん、ファッションで繋がっている方々にはお渡ししたいと思って、30冊買ったんですが、まだ車にのせたままなので、発売日を迎えたら渡そうかなと思っています。

©Takahisa Masuda & Imagica Infos Co., Ltd.
©Takahisa Masuda & Imagica Infos Co., Ltd.

――10年間をご自身でご覧になって変化など感じますか?

最初のほうは「おしゃれな感じで撮らなきゃ!」っていう緊張感が伝わってきますよね。10年もあると、顔が幼いとこから始まって、だんだん大人っぽくなってきて、また子供っぽくなって、急に痩せたりとかすごい太ってない?みたいな時期もありますね。あとは、髪型の変化とかね。基本的に幅広くいろいろ着ているつもりなんですが、「この時期こういうテイスト好きだったな」とか「この頃毎日このアクセサリー着けてたな」とか思い出したりしました。昨日も夜中にずっと見ていたんですが、いろいろ思い出して楽しくなっちゃって、自分としても大切な記録になりました。「まっすーこの時期こんな感じだったな」というふうに思い出してもらえると嬉しいです。

――特に見てほしいページは?

表紙を裸で撮ったことの意味を回収するような写真が載っている最後のページですかね。この本を作ってくださったチームのみんなと打ち合わせをしているときに「この写真を最後にいれれば、全部がまとまるね」ってなる写真があって、それは涙もんですよ。

――ちなみに今日も私服でご登壇いただいています。解説をお願いします!

minaさんでの連載だったので、Balenciagaのイタリア人歌手のMinaさんのTシャツを着ていこうと。Tシャツ一枚だと寂しいかなと思ったので、なかにロンTを入れてみました。ネックレスは自分で作ったやつですね。NAMESAKEのパンツにスノーブーツを合わせてます。

――著名人の私服を見る機会も多いと思うので、おしゃれだなと思った人とちょっとヤバいなと思った人を教えてください。

音楽番組でよくご一緒させてもらうんですが、徳永英明さんの私服はカッコ良すぎて、会うたびに全身チェックしています。「徳永さんの履いているスニーカーと同じものを持っています」とお話しさせてもらったら、後日徳永さんが楽屋に呼んでくださって、スニーカーをいただいたりして、お洋服繋がりで交流させていただいています。徳永さんのレザーの着方、デニムのはき方、スニーカーの合わせ方がカッコいい大人のファッションで憧れです。

おしゃれじゃないと思う人はWEST.の桐山(照史)。桐山はすごいダサいですねぇ。事務所で会うと「僕のファッションどうですか!」って来るんですけど、僕がダメ出しをするのがお決まりの流れ。衣装もWEST.がバーって並ぶと、みんなカッコいいのに、ひとりだけスタイリストさんにも手を抜かれているなって…冗談ですよ(笑)?

この日は150名ほどのファンの皆さんも観覧。「せっかくなので、ファンの皆さんにもまっすーのおもしろを引き出してもらう質問を」と増田さんが声をかけると、一斉に手があがって、会場中がワクワクしている様子。ここからはファンの方々からの質問をピックアップ!

もしまっすーが今、成人式に出るなら、どういうスーツを着たい?

僕が20歳になる前に、成人式にも行くし、大人になるし、きれいな格好の服を持っていなかったから、ファッションを好きになるきっかけになったスタイリストさんに「スーツを買いたいです」って言って、20軒くらいいろんなお店に連れてってもらったことがあって。本当にカッコいいものをと思って、そのときはPRADAのスーツを買ったんです。お直ししてもらって、2週間後に取りに行って、成人式を楽しみにしてたんだけど、結局行けなかったんだよね。でもそのスーツを26歳のときに、友達の結婚式で初めて着たら、ちょっとパツパツになってて…。でもね自分の記念に、自分のために買ったものだったからすごく印象に残ってて、1年前くらいに同じモデルのスーツを、一個サイズを大きいものを買いましたよ。だからやっぱりそのPRADAのスーツです。

おじいちゃんになっても誰にも譲らず家宝にしたいっていうものは?

僕がいつも着けている星の指輪はあげないかもしれない! スターが僕に抱きついてる感じがして、(自分を指して)スターにぴったりじゃんって。CODY SANDERSONっていうブランドのもので、コディーとも仲良くさせてもらっているから、裏に名前を彫ってもらってるんです。まあでも、基本的にはどれも人に譲るつもりはないので、全部持ってますけどね。

コーディネートにかかる時間はどれくらい?

普段は5分ぐらいで決めちゃうんですけど、minaの撮影は1.5日前ぐらいからなんとなく考えていました。前日にラックにかけてコーディネートして、撮影の日の朝、ちょっと早めに起きて、もう1回見て「靴が違うかな」って組んでいたかも。いつもだったら合わせなかったかもしれないコーディネートを家で組んでいたから、新しい可能性が見えた感じはします。自分のなかの固定観念を壊せたから楽しかったな。

柄モノや派手なデザインのものを合わせるときのコツは?

ファッションは、柄に柄を合わせるコーデに目覚めたときがいちばん楽しかったですけどね。可愛いなと思うものをどんどん買って、重ねていったら最終的に派手になった、みたいな(笑)。自分がこれいいなと思ったものを買ってみるという挑戦をしてみるといいかも。あ! でも、もっといいのは、この『MASU Styling log』っていう本を読んでいただけると、「こんな組み合わせアリなんだ」みたいなことに気づくかもしれない。洋服の可能性を広げてくれる本がちょうど発売になりますので、ぜひ熟読してください。

最後に増田さんは「本当に大切に毎回やらせてもらっていた連載が10年も続いて、当時からの夢だった本にできたのは、夢が叶った瞬間です。本当に自分の大好きなものが詰まった一冊になりましたので、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいなと思います」と締めて発表会を終了。フォトセッションには、クリスマスにちなんでトナカイのカチューシャを着けて登場し、増田さんらしいチャーミングな一面も飛び出した。開くだけでワクワクドキドキする、さまざまなファッションをまとい、表情豊かな増田さんはこの一冊で堪能できます!

『MASU Styling log 』

©Takahisa Masuda & Imagica Infos Co., Ltd.

価格/¥3850

発売/2024年12月18日(水)

判型/A4

頁数/176ページ

発行/イマジカインフォス

発売/主婦の友社

TEXT=GINGER編集部

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