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トム・ハンクス&ロビン・ライト共演!ロバート・ゼメキス監督最新作『HERE 時を越えて』公開決定

  • 2024.12.19

第67回アカデミー賞で作品賞など6部門を受賞した『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)のロバート・ゼメキス率いるチームが放つ最新作『HERE 時を越えて』が2025年4月4日(金)に日本公開されることが決定。あわせて予告編、ポスタービジュアルが一挙解禁された。

【写真を見る】『HERE 時を越えて』のエモーショナルなポスタービジュアル

【写真を見る】『HERE 時を越えて』のエモーショナルなポスタービジュアル [c]2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.
【写真を見る】『HERE 時を越えて』のエモーショナルなポスタービジュアル [c]2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.

本作は、地球上のある地点にカメラを固定し、その場所に暮らす幾世代もの家族が交差して描かれる、愛と喪失、記憶と希望を描く物語。物語は恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を、心揺さぶるドラマとともに描きだす。

いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャードとマーガレットの夫婦だ。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していくなか、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋に落ちて、思いがけない人生が始まる。「すべては、ここ(HERE)で起こる」というテーマのもと、家族のドラマを追ううちに、観る者1人ひとりが、かつて自分が暮らした部屋を思い出し、喜びも悲しみも、そこで過ごしたすべての瞬間の愛おしさに記憶を重ね、心が震えずにはいられないだろう。

原作は20か国以上で翻訳され300ページにもおよぶ、リチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル「HERE」。ここ数十年で最も賞賛されたコミックブックの1つと称され、2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を受けている。メガホンをとったのは『フォレスト・ガンプ/一期一会』をはじめ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど名作を手掛けてきたゼメキス監督。リチャードには2度のアカデミー賞に輝いた名優ハンクス、妻のマーガレットには『フォレスト・ガンプ/一期一会』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたロビン・ライト。この3人が揃うのは実に30年ぶりとなる。

ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思えるような才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けています。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまたなにかできるチャンスをうかがっていました。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮しました。トライするのは当然だと思いました」と、ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができます。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールが上手くはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていました。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。

ライトは「キャリアのなかでも最高の体験でした。『フォレスト・ガンプ/一期一会』でもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分のいまの年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっています」と2人に絶大な信頼を寄せた。さらに撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフ陣にも『フォレスト・ガンプ/一期一会』チームが集結した。

解禁された予告は、リチャード(ハンクス)が後に妻となるマーガレット(ライト)を家で父親に紹介するシーンから幕を開ける。まだ10代の2人の出会いは運命的でありながら、やがてその結婚生活にもすれ違いが見えていく。しかし、この物語の真髄は、彼らが暮らす家、そのものに隠されている。本予告は太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の時代を超えた様々なドラマが次々とスクリーンに映しだされる。その家が記憶するのは、愛を育む瞬間や喜び、希望、喪失、そして愛という普遍的な感情。クライマックスは70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら、「ここが僕らの家だった」と語りかけるシーン。2人が歩んできた人生にも数え切れない喜びや涙が刻まれているのだと感じる感動的な予告となっている。

ハンクスとライトは10代から70代までを1人で演じきるという前代未聞の挑戦に挑んだ。そのためにゼメキス監督は演技をしているその場で、モニター上にて様々な年代の顔に入れ替わる最新VFXの技術を起用。2人は現場で10代~70代の自分の顔が映された映像を見ながら、シーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整するという、キャリア初の革新的な演技を成功させている。本予告では10代に若返った2人が、これからの人生をともに歩もうとする初々しい恋人を演じる貴重なシーンも観ることができる。

さらに解禁されたポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた日本オリジナル。本作の主役でもある家の窓をモチーフにしたデザインが特徴で、家族の幸せな瞬間を切り取った温かなぬくもりを感じさせるポスタービジュアルになっている。

紀元前から現代までを往き来する壮大な時間旅行を1つの舞台で描くという、まさに未体験の物語となる『HERE 時を越えて』。今後も続報も待ちたい。

文/山崎伸子

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