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目の不自由な妻の夕飯を作るため、毎日数十キロを往復する78歳夫 北海道の“ポツンと一軒家”暮らし、夫婦の絆に所ジョージ「愛だね」

  • 2024.12.19
【写真・画像】目の不自由な妻の夕飯を作るため、毎日数十キロを往復する78歳夫 北海道の“ポツンと一軒家”暮らし、夫婦の絆に所ジョージ「愛だね」 1枚目
ABEMA TIMES

『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が12月15日に放送され、毎日妻の夕飯を作るために数十キロを行き来する78歳夫の暮らしと、その絆に迫った。

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日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

捜索隊が向かったのは、北の大地・北海道の東部。辺りには建物が全くないような森の中、一本道の終点にポツンと家が建っているのが衛星写真から確認できる。

そこから山を挟んで手前の、最寄りの集落へと向かった捜索隊。広大な土地の一本道を進んでいくと、地元住人を発見。声をかけて衛星写真を確認してもらうと、集落からはかなり離れた場所にあるものの、タカハシさん(67)は「70歳過ぎの男性が山仕事をしているけど、日中は不在かもしれない」とかなり詳しいよう。

有力な情報や道順を教えてもらい、捜索隊は一軒家を目指す。延々と続く真っすぐな広い道路から山道へと入ると、そこは未舗装でジャングルのような景色だ。

長く続く森を抜け、しばらく進むと鮮やかな青い屋根の平屋の一軒家が見えてきた。しかしこの日、主は不在。捜索隊が再度、タカハシさんの元へ戻ると、親切にもポツンと一軒家の主と交流のある、牧場を営む男性に連絡を取ってくれ、そこを訪ねることに。

2キロ以上離れた先、広大な牧場が見えてきたが、その立地もすでに“ポツンと一軒家”。牧場の主人であるオイカワさん(77)に話をうかがうと、目的の一軒家に住む男性は夜にならないと帰らないという。そこで、目的の男性に電話をつないでもらい、夕方に訪問したい旨を伝えると、快く了承してくれた。

牧場で手がけている「ばんえい競馬」の繁殖業の話などを聞いたのち、捜索隊はもともと目指していたポツンと一軒家へ。夜の森は昼とは景色が一変。街灯がまったくない暗闇を越え、ようやくポツンと一軒家にたどり着くと、ようやく目的の男性・フジワラさん(78)と対面することができた。この地が生家で、かつては20軒以上の集落だったが、今はこの1軒のみになったという。

実は、40kmほど離れた集落に自宅があり、そこで妻が暮らしているというが、「15、6年前から夫婦別々で暮らしているんです」。生家を守りながら、2年前からは脳腫瘍の影響で目が不自由になった妻を介護するため、この地から行き来しているそうだ。

一人親方で林業を営むフジワラさん。「貧乏だから(笑)。同じ一日を過ごすのであれば、ただ遊んでいるよりは仕事やってるほうがいい。バタンといくまで、生涯現役が夢」と語る。早朝からの仕事を終えた後は、毎晩妻の元へ通って食事を準備する。

こうした暮らしについて、妻は「(ポツンと一軒家に戻るのは)嫌。山は寒いでしょ?」と笑う。フジワラさんは「今になればどうってことない。毎日来てるから寂しくはない。住み慣れた所が一番だし、夏は鳥の声を聞きながら寝るのがいい」と、全く苦にしていないということだった。

【写真・画像】目の不自由な妻の夕飯を作るため、毎日数十キロを往復する78歳夫 北海道の“ポツンと一軒家”暮らし、夫婦の絆に所ジョージ「愛だね」 2枚目
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これを見届けたスタジオでは、MCの所ジョージは「すごい、愛だね」「奥さんは町が好きだって言うんだから、じゃあ町にいなさいよ、だもん」とコメント。ゲストの山瀬まみは「(相手に)悪いから、とかじゃなく自分の意思を言えるのが、また良い夫婦だなと思いました」と語っていた。

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