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寒い日におでんはいかが?乃木坂で金沢だしとゴルフトークが楽しめる名店

  • 2024.12.19

東京都港区の一角から、ほのかに漂うお出汁の香りにつられると、おでん屋が見えてきます。そのおでん屋は、あたたかく迎えてくれる若女将の人柄を表すように、優しい味がしみ込んでいます。

今回は、「つみれ 東京・乃木坂」について、紹介しましょう!

つみれ 東京・乃木坂

寒い日におでんはいかが?乃木坂で金沢だしとゴルフトークが楽しめる名店
おでん4種(大根、いわしのつみれ、ロールキャベツ、玉子)2000円弱、カツオの刺身1200円、お通し4種(きゅうり酢、クリームチーズの酒粕漬け、きんぴらごぼう、大根おろしと酒盗)1000円程度/料金は仕入れによって日替わりする。写真は撮影用。おでんは基本的に一品ずつ提供され、白味噌、柚子こしょう、からしをお好みでつけて食べる。麹の効いた白味噌が白眉! 寿司屋と同じ仕入れ先なので、魚介類の評判が高い

残暑の夕暮れ。千代田線乃木坂駅から青山霊園を左手に青山一丁目方面に向かう。右手には広大な駐車場。ここは何の跡だっけ。あ、デニーズか。高層ビルは遠く、都心なのに空が広い。秋の気配がする。路地には割烹や中華、寿司など、新しい飲食店が散在している。

その一角にあるおでん屋で、笑顔のすてきな若女将が出迎えてくれた。昨年11月にオープンし、ようやく1年になる。修業していた青山一丁目の寿司屋の大将と人材コンサルタントが共同オーナーとして経営しており、この辺りには土地勘があった。カウンター10席、奥座敷もあり、ひとりで切り盛りする。

オーナーと旅行した金沢おでんの味が忘れられず、味のベースは金沢の大将に教わったものだ。かつお節は使わず、煮干しと昆布でだしを取る。タネによっては干し椎茸を使うなど、だしを変えて下味をつけていく。常連が必ず注文するのが自家製のいわしのつみれ。はんぺんの如くふわふわしてなめらかに口溶けしていく。一品一品、風味が異なり、おでんはだしを味わうものだと初めて合点した。

寒い日におでんはいかが?乃木坂で金沢だしとゴルフトークが楽しめる名店
今月のゴルフ好き店主 姉﨑あかねさん

お客さんにゴルフを誘われることが多く、5年前にふたりのオーナーとともにミニコンペに参加したのが初めて。現在は月1、2回のペースで、千葉や茨城でプレーしている。100切りが目標。

パターは苦手だが、アプローチをほめてもらうことがあってショートアイアンが好き。「飛ばしてやろう」という欲をかかないことを念頭に置いたゴルフが最近のテーマ。

いかがでしたか? これからの季節にピッタリなおでんを食べながら、店主の姉崎さんとゴルフの話で盛り上がるのもおすすめです。

○東京都港区南青山1-21-9
LUXE ミナミアオヤマ1 階A
○18:00~23:00
○日曜定休日(月イチで月曜不定休)
○ 03-6434-0061

文=長岡 努
写真=田中宏幸

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