元SMAP・森且行のドキュメンタリーなど、話題の映画やドラマをお届け！

2024.12.25

気になる映画とイベントをご紹介！

1. Netflix シリーズ『地獄が呼んでいる』シーズン2 地獄からの復活もあり！？ますますカオスなディストピア

市井の人々が突然死を宣告され、ムキムキゴリラ風”地獄の使者”に天罰を下される現象を描いたKホラーの続編がついに配信。地獄行きの告知＆試演が日常になった社会で、地獄に落ちた2人がまさかの復活。新興宗教×テロ集団×税密組織に政府が介入した四つ巴で、カルトへの心酔、支配欲、イデオロギーなどの思惑が交錯し狂乱の黙示録に展開する。

新興宗教の初代議長役が大人の事情でユ・アインからキム・ソンチョルに交代してるけど気にせず観るべし。テロ集団の新扇動者として、お化け屋敷メイクの非凡キャラ “お日様組の先生”が新登場。ファンタジーでありながら、現実世界に通じる辛辣なリアリティを放つ深いテーマ性は健在。混沌の行きつく先が示されるラストは妙に心に響き、しめやかに感動。それでも伏線回収や種明かしはなし。そのモヤモヤ感を引きずるのが、今作の楽しみ方なのです。

story：前作から8年後の荒廃した社会。秘密組織ソドのミン・ヘジン弁護士（キム・ヒョンジュ）、新真理会、矢じりの関係がもつれるなか、2児の母パク・ジョンジャ（キム・シンロク）と新真理会の元議長チョン・ジンス（キム・ソンチョル）が突然地獄から復活する。

監督・脚本：ヨン・サンホ／出演：キム・ヒョンジュ、キム・ソンチョル、キム・シンロク、ムン・ソリほか／現在、Netflixで独占配中
© Netflix

2. 『ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター』マライアのあの曲も流れます

クリスマス映画として、恋愛群像劇としてどちらも傑作中の傑作と言われ続けてはや二十数年。『ラブ・アクチュアリー』が4Kになってクリスマスシーズンに帰ってきました。

じつはこの作品、日本公開時はなぜかバレンタインシーズン公開だったので、このドンピシャのタイミングでスクリーン上映されるのは初めて。「クリスマスは一番大事な人と過ごすとき」「愛はどこにでもある」というメッセージを感じ取ってもらえるはずです。

story：クリスマス直前のロンドン。秘書に恋してしまった首相デビッド（H・グラント）、義理の息子との関係に悩むダニエル（L・ニーソン）、お手伝いさんに惹かれていく失恋傷心の作家ジェイミー（C・ファース）など、19人の恋愛模様を描き出す群像劇。

監督・脚本：リチャード・カーティス／出演：ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、アラン・リックマン、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、マーティン・フリーマンほか／配給：シンカ／公開：現在、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国ロードショー中
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3．『オートレーサー森且行約束のオーバル劇場版』話題のドキュメンタリーの劇場版

TBSの『情熱大陸』で放映されて話題を呼んだ、オートレーサーで元SMAP森且行さんのドキュメンタリー。それが劇場版として再編集したものが公開中です。

夢を追ってアイドルからオートレーサーに転身し、一度は念願の日本一に輝いたものの事故で大怪我を負った森さんが、自らの言葉で再起にかけた熱意を語ります。何かにつまづいてやりたいことをあきらめかけている人に、大きなエールとなる作品です。

story：1996年、SMAPのメンバーとして絶頂期にいた森且行は、幼いころからの夢だったオートレーサーへ転身。それから24年、念願の日本選手権初優勝を果たすものの、直後の事故で選手生命が危ぶまれることに。レース復帰までの2年、奮闘する彼にカメラが密着したドキュメンタリー。

text : HAZUKI TOGO(1), MASAMICHI YOSHIHIRO (2,3)
web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2025年1月号のものになります。
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