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日向坂46・佐々木美玲が明かす、同期メンバーの“卒業”を実感する瞬間 変化が続くグループへの思い

  • 2024.12.18
日向坂46・佐々木美玲 クランクイン! 写真:上野留加 width=
日向坂46・佐々木美玲 クランクイン! 写真:上野留加

持ち前の明るさで、周囲を笑顔にする日向坂46の一期生・佐々木美玲。落ち込むことはないのかと尋ねると「沈むときもありますけど、人と他愛もない会話をしたら忘れます」と微笑んだ。憧れていたリゾート地・ベトナムのダナンで撮影した1st写真集『陽射しのパレード』でも愛嬌ある笑顔を浮かべるが、かたや、2度目の東京ドーム公演を控えるグループでは、メンバーの相次ぐ卒業に寂しさも募る。変化の続く活動に今、何を思うのか。写真集の撮影秘話とともに聞いた。

【写真】日向坂46・佐々木美玲の美脚ショット 写真集より水着&ランジェリーカットも

■撮影に備えてジム通いと鏡の前の“イメトレ”を

――念願の1st写真集出版となりました。

佐々木:ずっと作ってみたかったし、うれしかったです。実は昔、スタッフさんに「私って写真集を出版できますか?」と聞いたこともあったんです(笑)。でも、そのときは具体的なお話がなく、今年初めにようやく今作のお話を聞いて、撮影まで1ヵ月の準備期間はウキウキしていました。

――ロケ地のベトナム・ダナンには、憧れがあったそうですね。

佐々木:YouTubeで見たVlog動画をきっかけに、ずっと「プライベートで行ってみたい」と思っていたんです。写真集の候補地は他にもあったので各地の風景も調べたんですけど、海がきれいで、お花が咲いている南国っぽさもあったのを決め手として、ダナンを第1候補にしました。

――撮影に向けて、トレーニングなどは?

佐々木:元々、通っていたジムの頻度を増やして、週2〜3回は体を引き締めるために通いました。自宅では、鏡を前に表情やポーズの練習もしたんです。写真集はキメキメなポージングではなく、普段に近い姿を見せられるのが良さと思っていて。練習ではほどよい力加減を意識しました。

――実際の撮影は、いかがでした?

佐々木:私、緊張が顔に出やすいので、撮られているときに苦笑いになっちゃうときがあるんです。でも、今作の撮影では現地を楽しみながら、自然な表情を見せられました。テーマパークのお城で撮ったカットは、特に思い出深いカットです。プリンセスの格好がしたいとお願いして、ロケーションがお城になったんです。現地では海外の観光客の方が手を振ってくださって、キャストさんと間違われるほどになじめました。

――今作では、水着やランジェリーの撮影にも初挑戦しました。

佐々木:最初の撮影がランジェリーカットで、恥ずかしさはあったんです。でも、穏やかなスタッフさんがそろった撮影クルー「チーム穏やか」の皆さんが温かく受け止めてくれて、恥ずかしさも和らぎました。写真集では大人っぽい表情を見せていますけど、ランジェリー姿のまま、ベッドで仁王立ちしながら暴れちゃって。大人っぽいから「いつものみーぱんじゃなくて嫌だ!」という方も、そんなことがあったので安心してください(笑)。

――(笑)。現地では、メンバーへのおみやげも買いましたか?

佐々木:後輩のみんなにはお菓子を買って、同期の一期生には刺しゅうの入った巾着をプレゼントしました。メンバーごとに色が違っていて、これから卒業するメンバーもいるのでおそろいの何かが欲しいと思ったんです。卒業生のなっちょ(潮紗理菜)とも会う機会があったので、なっちょのご家族全員分の巾着を渡しました。

■同期の卒業を実感する瞬間


――1st写真集のテーマは、佐々木さんの生きざまを表す「キラキラはっぴー」です。日々の活動でも、そう感じられる場面はありますか?

佐々木:ライブです。大枠のセットリストや演出は決まっていても、本番のステージでは煽ったり、思いどおりに振る舞えたりするので「キラキラはっぴー」になります。ダンスの合間にメンバー同士でわちゃっとした瞬間を作ってみたり、遊びを入れるのが好きなんです。

――行脚中のツアー「Happy Magical Tour 2024」でも、感じられる瞬間が。

佐々木:ある曲のリハーサルで、会場のスクリーンに1人しか抜かれないタイミングがあったんです。でも本番では、近くのメンバーと一緒に同じ画角に入って、みんなで押し合って楽しみました(笑)。

――25〜26日に控えるツアー最終地は、約2年9ヵ月ぶりとなる、グループ2度目の東京ドームです。

佐々木:昨年、メンバーで話し合い、決めた目標が「もう一度東京ドームに立つ」で、おひさまの皆さんにも宣言して叶えられるのがうれしいです。前回のドーム公演では(コロナ禍の影響で)客席の声出しができなかったんですけど、今回はコールも聞けるので、初心に返る気持ちでワクワクしています。

――東京ドームへと至る2024年の日向坂46は、さまざまな変化や挑戦がありました。なかでも、9月に開催した「ひなたフェス2024」の原案は、レギュラー番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時20分)で佐々木さんがプレゼンした企画でしたね。

佐々木:やりきったし、先頭に立つ責任感もありました。宮崎県の方々もたくさん協力してくださったし、現地では「自分たちにできることは何か」といろいろと考え、ライブに挑めたと思います。グループのYouTubeチャンネルでは事前の宮崎ロケもあって、行けなかったメンバーに現地の空気感を伝えたり、新たに一致団結できました。

――絆も深まるグループでは、二期生の丹生明里さんと濱岸ひよりさん、一期生の加藤史帆さんと東村芽依さんの「卒業セレモニー」が、11月〜25年1月にかけて続いています。

佐々木:後輩の2人はもちろん、同期の卒業は寂しいです。としちゃん(加藤)と芽依ちゃんがいなくなると一期生は3人になってしまうので、残りの時間を楽しむために、ご飯もよく食べに行くようになったんです。特に芽依ちゃんは、楽屋で座る位置が常に隣だったので、ふと「隣にいない!」と実感するときもあって、「ミート&グリート」の現場で会ったときには「久しぶりじゃん!」と話しました。

――寂しさもありながら、年内開催のオーディションを経て、五期生の加入も控えています。残る一期生として、グループの活動に懸ける思いは?

佐々木:私は「はっぴー」で元気、笑顔が武器ですから。6月にYouTubeで生配信した46時間TV(ひなたフェス開催決定記念!日向坂46時間TV~全国おひさま化計画〜)では、みんなが疲れてきた時間帯でも元気でしたし、お母さんにも「見ているだけで元気になれる」と言われるんです(笑)。私自身はそのままに、後輩とは優しくふれあいながら、一緒に成長していきたいです。

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)

日向坂46・佐々木美玲1st写真集は小学館より発売中。価格は2640円(税込)。

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