オースティン・バトラー、ルカ・グァダニーノ監督『アメリカン・サイコ』に主演

オースティン・バトラーが、ルカ・グァダニーノ監督が新たに手がける『アメリカン・サイコ』の主人公、パトリック・ベイトマン役に抜擢された。『君の名前で僕を呼んで』や『チャレンジャーズ』のグァダニーノ監督が、ブレット・イーストン・エリスの小説『アメリカン・サイコ』を新たに翻案する。『ボーン・アルティメイタム』や『コンテイジョン』のスコット・Z・バーンズが脚本を担当し、2000年に公開されたクリスチャン・ベール主演の同名映画のリメイクとしてではなく、新たな解釈をもって映画化される。

原作小説は、1980年代後半を舞台にエリート金融マンでありながら快楽殺人を繰り返すサイコパスの主人公を追う物語。グァダニーノ監督は2018年にも、伝説の傑作『サスペリア』を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジし、かつてないホラーとして蘇らせており、本作にも期待が高まる。エロティックな風味が加えられ、さらに不穏に描かれるかもしれない。

バズ・ラーマン監督の『エルヴィス』でエルヴィス・プレスリーを熱演し、大ブレイクを果たしたオースティンは、ジェフ・ニコルズ監督の『バイク・ライダーズ』やドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『デューン 砂の惑星 PART2』など話題作への出演が続いている。ベイトマン役には、ソフィア・コッポラ監督の『プリシラ』で同じくエリヴィスを演じたジェイコブ・エロルディも、候補として名前が挙がっていたようだ。

Text: Tae Terai

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