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「限度額が無限っていいわね」私のクレカを盗んだ義母。一晩で数百万の被害…身内でも窃盗罪?詐欺罪?

  • 2024.12.23

浪費家の義母からのお願いに困っています。最近、義母が旅行のプレゼントをせがんできます。しかし、私は夫から義母にお金を渡したり、何かを買い与えたりしないでほしいと言われているので、旅行をプレゼントすることはできません。実は義母は、お金を持っていると見境なく使ってしまう人で、2年前に亡くなった義父の遺産も、すべて使い切ってしまっています。思い出の詰まった義実家も、すでにお金に換えてしまいました。浪費癖は依存のようなものなので、お金を渡すことは義母のためになりません。かわいそうなのですが、私は心を鬼にして……。

旅行のプレゼントを断ってから、何だかモヤモヤしていた私。いくらお金の使い方に問題があるといっても、親孝行はすべきなのではないか……。そのことを夫に相談したところ、近場ならいいよと許可をもらいました。

私は義母が喜ぶと思い、さっそく報告すると、なぜか怒り出してしまいました。国内ならせめて北海道か沖縄じゃないと行かないと、言うのです。そして、急に思い立ったと言って、翌日から旅行に出かけてしまいました。私たちがあまりにケチなので頭にきて、自費で旅行に行くことを決めたと……。

私のブラックカードが…

「ちょっとあなたのブラックカード借りるわよ」
翌日、旅行先の義母から連絡が入りました。実は義母は、勝手に合鍵を作って、私たち夫婦が留守の間に、わが家に忍び込んでいたのです。そして、クレジットカードを盗まれてしまっていました。以前、私がブラックカードを持っていると知った義母が、目の色を変えて、プレゼントをせがんできたことを思い出します。しかし、まさか盗むだなんて……。

「限度額が無限っていいわね」
すでに前日、航空券とホテル代を私のカードで支払ったとのことですが、今は……。

「それ、限度額0円ですよ」
「え?」

クレジットカードを失くしたことに気づいた私は、その日の朝、カード会社へ連絡し、利用を停止してもらっていました。それを知った義母は、大慌て。今彼女は飲食店にいて、支払いをする直前だと言います。義母は現金を持ち合わせておらず、自分のクレジットカードは度重なる支払い遅延で利用停止になっていると……。

このままでは警察に通報されてしまうから、送金してくれと泣きつく義母でしたが、丁寧にお断りしました。自分で何とかしてもらわないと、もう困ります。

義母に盗まれたカードの被害額は…

結局、義母はなんとか逮捕を回避。近くの消費者金融から借金をして飲食店に支払い、難を逃れたようです。しかし驚くことに、彼女はまったく反省しておらず、私のせいで、もう少しで無銭飲食で逮捕されるところだったと言うのです。

家族のクレジットカードなら、勝手に利用しても問題にならないと言う義母に、私はカードで使った分を返済するように迫りました。夫も容赦しないと考えているので、期日までに義母が返済しなければ被害届を出すことにしました。

しかし、義母は支払えないの一点張り。よく話を聞いてみると、航空券とホテル代だけで数百万円も使ったのだそうです。なんと義母は、人のお金だと思って、最上位クラスの航空券と、最高級ホテルのスイートルームを予約していたのです。あきれてものが言えません。同情の余地なしです。

お金の使い方には要注意

結局、義母は消費者金融で借金を重ね、期限内に返済してくれました。さすがに反省しているようだったので、カードを盗んだ件は、これで許すことに。

諸悪の根源は、義母のお金の使い方にあります。夫は今まで何度も義母に忠告をしてきましたが、まったく耳を貸しませんでした。これからは心を入れ替えて、夫の忠告も聞き入れると言う義母ですが、遅すぎました。

私たちは、返済が済んだら義母と縁を切ると決めていたのです。それを聞いて、自分には夫しか家族がいないと言い、泣き崩れる義母。自業自得としか言いようがなく、義母を支えることを諦めた私たちは、心を鬼にして情けをかけることはしませんでした。

私たちから縁を切られてしまった義母は、借金返済のために必死で働いているようです。義母の姿を反面教師に、私たち夫婦は堅実に生きていきたいと思います。

◇ ◇ ◇

今を楽しむことは素晴らしいことですが、なにかあったときのために備えることも大切です。家族が残してくれた大切な遺産を、欲に任せて使い切ってしまうのは考えものですね。親孝行したいという善意を無下に、盗みまでしてしまっては、家族とはいえ信頼を失ってしまっても仕方がありません。お金の使い方には注意したいですね。

【取材時期:2024年11月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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