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『光る君へ』最終話 “道長”の死を記すロバート秋山“実資”の涙にX「涙腺崩壊」「永遠に語り継がれるレベル」

  • 2024.12.21
12月15日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』最終話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)
12月15日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』最終話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』が、12月15日放送の第48話で最終回を迎えました。1年に渡り描かれてきた道長とまひろの物語がついにフィナーレ。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト



最終話「物語の先に」あらすじ

道長(柄本佑)の嫡妻・倫子(黒木華)から道長との関係を問いただされ、「殿の妾に」と提案されたまひろ/藤式部(吉高由里子)。幼い頃からの付き合いである2人のこれまでを打ち明けると、全てを知った倫子は驚くとともに、太皇太后・彰子(三上愛)も自分もまひろの手の平で踊らされていたのかとこぼし、死ぬまで秘密にしているようにと話します。

物語を書くことを辞めたまひろが、市で出会った娘から『源氏物語』の解釈を聞いたり、ききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)と語り合ったりして過ごす中、訪ねて来た隆家(竜星涼)から道長の危篤を知らされます。倫子に呼び出されたまひろは、道長の魂をつないでほしいと願いを託されます。

「先に逝くぞ」と話す道長に、『源氏物語』で“光る君”の最期を描かなかった理由を語るまひろ。会えないまま道長が逝ってしまったら、幻想を追い求めて狂っていたかもしれないと語ります。

「この世は何も変わっていない。俺は一体何をやってきたのだろうか」と語る道長に対し、「戦のない太平の世を守られました。見事な御治世でありました」と声をかけるまひろ。「もう生きるのはよい」と話す道長をつなぎとめるべく、まひろは日参し、幼き道長=三郎と女の童が出会う物語を少しずつ聞かせます。

道長がその生涯を終えると、同じ日に行成(渡辺大知)も他界。実資(秋山竜次)は2人の死を日記に記し、静かに涙をこぼします。一方、乙丸(矢部太郎)を連れて旅へ出たまひろは、道中で東国で起きた戦の加勢に向かう双寿丸(伊藤健太郎)と遭遇。戦なき平安の世をつないだ道長を思いながら、「嵐が来る」と先の世へ思いをはせるのでした。

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト



壮大な伏線回収で感動のフィナーレ!

第1話で安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が「嵐が来るぞ」と言って始まった本作が、最終回でまひろの「嵐が来るわ」で終結。さらに、物語の力で人や世を変えることにテーマが置かれてきた中で、まひろの物語がつなぎとめた道長の最期が描かれ、壮大な伏線回収が見事な堂々の最終回でした。

X(旧Twitter)では、「第一話で安倍晴明が戦乱の兆しを感じとり、道長によってなんとか平穏は保たれるものの、彼の死後にまひろが確信する。歴史のうねりを感じてぞわっとした。まさに“大河ドラマ”」「戦のない最も古い時代を描き切ったことで“これまでのすべての大河”と“これからのすべての大河”を『嵐が来るわ』の一言に内包してみせたの粋すぎ」「まひろが言った嵐が来たらどうなるのか。詳しいことは『鎌倉殿の13人』を見て」などのコメントが寄せられています。

ロバート秋山“実資”の涙に「涙腺決壊」「名キャスティングだった」

画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

また、同日に旅立った道長と行成のことを『小右記』に書きとどめながら、静かに一筋の涙を流した実資に話題が集中。

Xでは、「実資が涙を流し、道長と行成の死を記すとこで涙腺が決壊してだめだった」「泣く演技が上手すぎる。なんでロバート秋山の涙にこっちが感動してるんだよ」「最終回まで見て個人的MVPはやはり実資様だなぁ」「今大河になくてはならぬ存在だった」「NHK大河史に永遠に語り継がれるレベルの名キャスティングだと思う」など、ロバート・秋山竜次さんのキャラクターと演技力に称賛が集まっています。

2025年の大河ドラマは、横浜流星さん主演の『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く、笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマです。語りは綾瀬はるかさんが担当。一体どんな大河ドラマとなるのか期待です。

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。

文:地子給 奈穂

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