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その日、全世界がテロの脅威と対峙した――GG賞作品賞ノミネート『セプテンバー5』日本版予告・場面写真公開

  • 2024.12.18
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映画『セプテンバー5』ポスター (C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

1972年ミュンヘン五輪で起きた人質テロ事件をテレビクルーの視点から描いた、第82回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)ノミネート作『セプテンバー5』(2025年2月14日公開)より、日本版予告、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。

【動画】はじめてテロが生中継された日を追う『セプテンバー5』日本版予告

日本人選手のメダルラッシュに沸いた夏のパリが記憶に新しいオリンピック。その長い歴史の中で今なお大会史上最悪の事件として語られるのが、1972年9月5日ミュンヘンオリンピックでの、パレスチナ武装組織「黒い九月」による、イスラエル選手団の人質事件だ。本作は、突然、世界が注目する事件を中継する事となったテレビクルーたちの視点から、事件の発生から終結までの1日をノンストップで描ききる。

1972年9月5日ミュンヘンオリンピックでの、パレスチナ武装組織「黒い九月」による、イスラエル選手団9名を人質にするテロが発生。全世界が固唾を飲んで見守った歴史的なテレビ中継を担ったのは、なんとニュース番組とは無縁のスポーツ番組の放送クルーたちだった。過激化するテロリストの要求、機能しない現地警察、錯綜する情報。極限状況で中継チームは選択を迫られる中、刻一刻と人質交渉期限は迫っていくのだった―。

放送のルールが未だ明確化されていない時代。全世界がテロリズムの脅威を、生中継を通して初めて目の当たりにしたその日、“報道する事の自由”“報道される被害者の人権”“報道がもたらす結果の責任は誰にあるのか”といった現代のSNS社会にも通じる、私たちの倫理観を試す問い掛けが投げかけられる。本作がいち早く上映されたヴェネツィア国際映画祭では、圧倒的な称賛を受け、一気に賞レースの筆頭候補に。アカデミー賞前哨戦とも言われる第82回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)に見事ノミネートを果たした。

脚本・監督を担当したのは、新鋭ティム・フェールバウム。キャスト陣には、『ニュースの天才』でゴールデン・グローブ賞ノミネートのピーター・サースガードと、『ありふれた教室』のドイツ人女優レオニー・ベネシュ、そして『パスト ライブス/再会』のジョン・マガロほか、名優の呼び声高いバイプレイヤーたちが集結した。

日本版予告は、世界中が五輪で熱狂する中、9月5日、選手村でアスリートたちが人質になる事件が発生するところから始まる。急遽事件の生中継が行われるが、担当するスポーツ番組のプロデューサーは「犯人も中継を見てないか?」「テロリストに筒抜けじゃないか?」と懸念を示す。果たして「犠牲者が出たら、放送していいのか?」「それがテロの狙いでは?」と議論するクルーたちが迎える結末は。「実話に基づく物語」などと語りかけてくるナレーションがより一層緊迫感を高める、臨場感あふれる映像となっている。

ポスタービジュアルには、「衝撃の1日を追体験する 圧倒的緊迫感の90分」という本作のコピーと共に、覆面を被ったテロリスト、そして生中継に心血を注ぐクルーたちが真剣なまなざしを向ける姿が切り取られている。

本作は、物語の大部分を実際にこの出来事が起きたミュンヘンで撮影。1972年に衛星で全世界に生中継を行ったスタジオのシーンも、ミュンヘンにあるスタジオで撮影された。場面写真は、スタジオの構造上、閉所恐怖症的な雰囲気を作り出すために意図的に窓を設けていないスタジオセットの中で、キャストたちが自身の役柄を熱演する姿を収めている。

なお現在、本作のムビチケ前売券(オンライン)が販売中。

映画『セプテンバー5』は、2025年2月14日より全国公開。

映画『セプテンバー5』日本版予告

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