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現役時代の体重は1t超、元ばんえい競馬馬が「大きい、すごい」 北海道の牧場で繁殖業を続ける男性 『ポツンと一軒家』

  • 2024.12.18
【写真・画像】 1枚目
ABEMA TIMES

『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が12月15日に放送され、捜索中に北海道の牧場を訪問。元ばんえい競走馬との出会いに、捜索隊が驚く場面があった。

【映像】捜索隊とスタジオも驚いた元ばんえい競走馬の姿

日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

捜索隊が向かったのは、北の大地・北海道の東部。辺りには建物が全くないような森の中、一本道の終点にポツンと家が建っているのが衛星写真から確認できる。

そこから山を挟んで手前の、最寄りの集落へと向かった捜索隊。広大な土地の一本道を進んでいくと、地元住人を発見。声をかけて衛星写真を確認してもらうと、集落からはかなり離れた場所にあるものの、「70歳過ぎの男性が山仕事をしているけど、日中は不在かもしれない」とタカハシさん(67)はかなり詳しいよう。

有力な情報や道順を教えてもらい、捜索隊は一軒家を目指す。延々と続く真っすぐな広い道路から山道へと入ると、そこは未舗装でジャングルのような景色だ。

長く続く森を抜け、しばらく進むと鮮やかな青い屋根の平屋の一軒家が見えてきた。しかしこの日、主は不在。捜索隊は再度、タカハシさんの元へ戻ると、親切にもポツンと一軒家の主と交流のある、牧場を営む男性に連絡を取ってくれ、そこを訪ねることに。

2キロ以上離れた先、広大な牧場が見えてきたが、その立地もすでに“ポツンと一軒家”。牧場の主人であるオイカワさん(77)に話をうかがうと、目的の一軒家に住む男性は夜にならないと帰らないという。そこで、目的の男性に電話をつないでもらい、夕方に訪問したい旨を伝えると、快く了承してくれた。

その時間まで、捜索隊はオイカワさんに話をうかがっていくことに。ここで手がけているのは競走馬の繁殖業、しかも、鉄ソリをひきながら力と速さを競う『ばんえい競馬』の競走馬だ。今は、1年間レースにも出ていた牝馬の「サクラセンショウ(10)」の1頭を育てるのみ。現在妊娠中で、2025年3月に出産予定だという。一時期は5頭を飼育していたが、自身の年齢などを考えて減らしたそうだ。

厩舎から出てきたサクラセンショウの姿に、捜索隊は「中でも大きく感じたけど、外出るとすごい」と驚き。体重は約900kgで、現役時代は1tを超えていたという。

ばんえい競馬は明治後期、北海道を開拓した農民たちの娯楽として誕生したと言われる。農耕用や運搬用の馬を「輓き馬・輓(ばん)馬」と呼んでいたことから、当初は「お祭りばん馬」という呼び名で親しまれていた。始めの頃は、2頭の間に丸太をつなぎ、綱引きのように力を競っていたという。それが、車輪を固定した荷車に人を何人乗せて引けるかを競うようになり、その後、今のように重りを載せたソリを引いて障害コースを競争するようになったそうだ。そして昭和21年、馬券を発行する公営競技となった。

ばんえい競馬の競走馬になるためには、能力検査で適正と判定される必要があり、「昔は本当に難しかったけど、今は頭数が減って合格率が上がっている」。サクラセンショウはこの牧場で誕生、2歳から1年間レースに出場し、生涯戦績は1着3回、2着2回、3着1回(24レース)。男性は「やっぱり自分の所で生まれた子馬がレースに出られるのは楽しみ」と語った。

その後も、出産時はなぜ夜が多く多忙となることや、オイカワさんが郵便局員をしながら家業を続けた話を聞いたり、餌となる300kgにもなる牧草ロールを作る様子を見せてもらった捜索隊。さらに、自宅で採れた野菜を使った料理まで振る舞ってもらった後で、もともと目指していたポツンと一軒家へと向かうのだった。

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