ほろ苦い成人式の思い出…親になった今だからわかる母の気持ち

「母の振袖を着たら10万円」「日本髪にセットしたら5万円」あげる、と提案されたすや子(@suyasuyakoo)さん。合計15万円という金額は、当日大学生だったすや子さんにとって魅力的な報酬でした。特にこだわりもなかったため、深く考えずに了承します。ところが、実際にヘアメイクと着付けをしてもらったところ、まるでタイムスリップしたかのような装いに…。すや子さんは戸惑いを感じ、式を欠席してしまいます。成人式に対する葛藤と後悔が描かれた体験談。すやすや子さんが描く、『成人式、後悔してる』をダイジェスト版でごらんください。

今なら行けるのに…成人式の苦い思い出

着付けとヘアセットまでしたのに、成人式を欠席したすや子さん。当時、ふわふわヘアが流行っており、「日本髪の自分は浮いてしまう」と感じてしまったのです。成人式を楽しみたい気持ちと、まわりから笑われてしまうかも…という不安がせめぎ合い、結局、式に行けなかったすや子さん。

「今なら堂々と行けるのに」と振り返り、成人式を欠席した過去を後悔しています。さまざまな人生経験を積んだからこそ、「今なら…」と思えるのかもしれませんね。

そして、すや子さんは母となった今だからこそ、あのときの母の気持ちがよくわかると振り返っています。

よかれと思って口出ししてしまう…親心

すや子さんは、成人式を迎える直前、母から「母の振袖を着たら10万円」「日本髪にセットしたら5万円あげる」と提案されました。そして、魅力的な報酬につられ、深く考えずに了承したのです。

親になった今、当日の母の気持ちが理解できると振り返るすや子さん。子どものことが心配で気がかりだからこそ、口出ししてしまう気持ちもよくわかりますよね。わが子の成人式…母の楽しみにしていた様子が伝わってきます。

母も娘も後悔した成人式

成人式を欠席したことは、すや子さん本人だけではなく、母にも後悔させてしまう結果となってしまいました。お互い、よかれと思って同意したことでしたが、直前に気持ちが変わってしまうこともありますよね。2人のさみしそうな姿が印象的です。

今回のエピソードを通し、深く考えずに親の言いなりになってしまうことの危うさや、親も必要以上に口出ししてしまうことのリスクについて、改めて考えさせられました。ですが、誰しも「あのとき、こうしていれば…」という後悔を抱えているものですよね。後悔のない人生を歩むことはとても難しいものです。失敗を糧に、同じようなことを繰り返さないことが大切ですね。

著者：ももこ