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治療法がない目の難病「見えなくなったら怖い」「3人で幸せになりたい」 46歳妻の“愛”にスタジオ感涙

  • 2024.12.18
【写真・画像】治療法がない目の難病「見えなくなったら怖い」「3人で幸せになりたい」 46歳妻の“愛”にスタジオ感涙 1枚目
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が12月13日に放送され、目の難病を抱える女性と、その家族の絆にスタジオが涙した。

【映像】アプリで再現した依頼者の“視野”

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「視界が狭くなる難病」は、兵庫県の女性(46)から寄せられた次のような依頼だ。

『タイ・バンコク出身の私は13年前、結婚を機に日本に来ました。日本人の夫とは家族を通じてタイで出会い、9年間の遠距離恋愛の末に結婚。息子も授かり、頑張って暮らしています。ところが、日本に来てすぐ、目の病気「網膜色素変性症」と言われました。この病気は治すことができません。どんどん視界が狭くなっていき、どんどん悪くなると聞いています。今年になってからは、本当に見える範囲が小さくなって、今までできていたことも、いろいろできなくなってしまいました。とてもつらく、困っています。でも、夫に「私がどんなことで困っているか」がうまく伝えられません。夫が私の目の見え方を特殊なメガネを使って体験したんですが、「こんなの簡単だ」と言って、私はとても傷つきました。子育ても頑張ってくれる良いパパですが、この出来事は私の心にわだかまりを残しています。私のわだかまりを解消してもらえませんか』

依頼者のもとを訪れたのは、間寛平探偵。日本弱視者ネットワークが開発した「見え方紹介アプリ」で依頼者の視野を再現してみると、中心がわずかに見える程度。料理もその状態で行うため、指の感覚に頼りながら作っているという。

さらに、間探偵は“見え方が体験できるメガネ”をかけてみることに。「全然見えへんやん。怖い!」「(夫は)これを『簡単や』言うたん?」。そして、「マラソンで目の不自由なランナーにも伴走者がいて、『前に石がある』『1m前に他のランナーが走ってる』『徐々に左寄って』とか言う」と、彼女の悔しさや悲しみに共感する。

一方で、依頼者は「夫は優しいところがいっぱい。私は子どもの宿題見れないし、去年保育園の連絡帳は自分でやりとりできたけど、今は連絡帳も読めない。パパがその分、いろいろやってくれているから怒れない」と言う。その上で、「もし私の目が見えたら、夫と子どもの人生をもっと幸せにできるかな…」との思いを語った。

帰宅した夫に話を聞くと、「簡単だ」と言った理由について「僕が『大変!大変!』と言ってしまうと、妻も悲しむんじゃないかと思って、なるべく言わないようにと思ってた。申し訳なかった」と説明。

しかし、依頼者の思いを汲んだ間探偵は、「我慢してたやんね」と誠心誠意のサポートを試みる。それに夫が「僕も未熟な部分があるので。これからはもっと声をかけたりしながらサポートしていきたい」と伝えると、依頼者は「この言葉が聞きたかった…」と吐露し、次のように言葉を振り絞った。

「これから(目は)悪くなるけど、3人で幸せになりたい。パパが言ってくれた『3人で頑張ろう』の気持ちは感謝しています。そばで応援をお願いします」

最後は「見えなくなったら怖いです」という本音も明かしながら、一家3人で抱き合って絆を確かめ合った。

このVTRを見届けたスタジオにはすすり泣きが聞こえ、顧問で女優の斉藤由貴は「泣いてしまいましたけど、皆さん一生懸命生きてますね」とコメント。局長代理のカンニング竹山は「いろんな気持ちがあって、3人で1つになっているというすばらしい家族を見た感じがします」と話していた。

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