1. トップ
  2. 断崖絶壁にショベルカー!? 信じてもらえない“写真”を調査 そこには人々の安全を守る技術が

断崖絶壁にショベルカー!? 信じてもらえない“写真”を調査 そこには人々の安全を守る技術が

  • 2024.12.18
【写真・画像】断崖絶壁にショベルカー!? 信じてもらえない“写真”を調査 そこには人々の安全を守る技術が 1枚目
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が12月13日に放送され、断崖絶壁で作業する重機を見かけたという依頼を調査した。

【映像】依頼者が撮影した信じてもらえない“写真”

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「断崖絶壁に張り付くショベルカー」は、兵庫県の女性(68)から寄せられた次のような依頼だ。

『先日、富山県の宇奈月温泉に旅行に行ったのですが、宿泊したホテルから衝撃的な光景を目にしました。なんと、断崖絶壁の山肌にショベルカーが張りついていたのです。慌てて写真を撮り、後日、友人に写真を見せると「合成でしょ?」「ありえない!」と誰も信じてくれません。私が見たあのショベルカーは何だったのか、一緒に調べてもらえませんか』

宇奈月温泉で聞き込みを始めても、「ショベルカーはなかった」という意見が多数。現地を訪れ、依頼者が撮影した場所から崖を見たカベポスターの永見大吾探偵は、「張り付くって表現が合うぐらい、めっちゃ急。ショベルカーが上がるのは無理」と思わず話す。

ところが、ホテルの支配人の「刺さるようにして、ショベルカーがありました」との証言を得て事態は急転。実際に2週間ほど前まではあったようだ。

そこで、重機写真専門家の池田智氏に聞いてみると、「RCM(ロッククライミングマシーン)ではないか。斜面ががけ崩れしないように固めていく。ワイヤーで吊りながら、自分で登ったりする」という。

さらに、「大昌建設さんが自分たちの工事用にカスタマイズしているもので、日本にも30台ぐらいしかないはず」ということで、同社に確認してみることに。すると、依頼者が撮影した場所で作業を行っていたことが判明した。

工事は終了していたため、別の現場で稼働している機械を見せてもらえることに(安全面を考慮してカメラマンのみ)。木にくくりつけた頑丈なワイヤー2本で、急勾配のがけを上下する機体。人の乗り降りはロープで、傾斜は90度まで登ることが可能だという。切り立った崖や斜面を掘削する建設機械で、地震や大雨などの災害現場で主に活躍しているということだ。

元記事で読む
の記事をもっとみる