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義母の介護によって生活が激変。ストレスを減らすため日々ブラッシュアップ!<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.12.18

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。今まで、ウォシュレットが怖いと言って使っていなかった義母。しかし、水漏れの修理で新しい便器になったことを機に、まる子さんはウォシュレットを使ってもらおうと、義母に使い方を教えることにしました。すると、義母はボタンを押すために必要以上に前のめりになり、便器からおしりが浮いて、その隙間からウォシュレットの水が……。あっという間にトイレの中が水浸しになってしまいました。水漏れの修理をしたはずが、なぜか水浸しのトイレを掃除することになったまる子さんでした。

デイケアの前後は、体調不良報告やぼやきが増える義母。特に前日は、いつもの「ハァハァする」と言ってきたかと思えば「明日もきっと具合が悪いから、デイケアを休みます」と『お休み予約』まで入れるように……。実際にお休みをしても、食事は完食していて見るからに元気そうです。デイケアに行くことは、義母が寝たきりにならないためでもあるのに、義母はどうやらデイケア通いをやめようと考えているようで、まる子さんは気が重い日々を過ごしています。

名もなき家事ストレスをなくしたい!

義母が初めて圧迫骨折をしたとき、車輪付きの椅子に義母を乗せて移動したのが、介護生活のスタートでした。……懐かしい。

たった数十cmでも歩けないと言う義母。

目的地までの動線を見直し、脱衣カゴを撤去することに。

歩行器で移動するときのために、廊下に置いている飲料のストックを、段ボールのままではなくラック収納に変更しました。

少しの変化でも、動きやすさは各段とよくなったように見えます。

さらに介護生活で変化したのが買いもの。義母がひとりで長時間の留守番をしたがらないので、必然的に買いものの回数は減り、その分大容量のものを買うように。

ただ、大量に買うと車もパンパン……。というわけで、重いお米や飲みものは多少割高になってもネットショップなどを利用して、運搬の手間を省くようにしました。

ささいなことですが、ゴミ袋の入れ替えも地味なストレスだったので、交換するときは3枚重ねにすることに。

そうすることで、ゴミを捨てても次のゴミ袋がセットされているという状態に! ただ、あまり重ね過ぎると一気に抜けてしまったので、わが家では3枚がベストと判断しました。

交換頻度が3分の1になっただけでも、私にとっては大きな変化です。

思い返せば、介護生活のスタートは義母が初めて圧迫骨折をしたとき。歩けないという義母を運ぶため、車輪付きの椅子に義母を乗せて移動することになりました。このとき、義母をよりスムーズに運べるよう、動線を見直しました。結果、義母が歩行器で移動できるようになった今も、動線にはものがなく歩きやすいはずなので、早めに取り組んでよかったと思っています。

次に変えたのが、買いもの。義母はひとりで家にいることを嫌うので、買いものに出たとしても、1時間以内に戻るように言われます。そのため、まともに買いもの物ができるのは、義姉が来てくれている日の仕事帰りだけ……。買いものに出られる回数が少なくなったことで、必然的に大容量サイズを選ぶようになりました。トイレットペーパーの交換頻度が減り、使い終わった芯がそっと置かれているのを見ることも減ったのは、うれしい変化です。

買いもので悩ましいのが、お米や飲料などの重いもの。一度にまとめて買うにしても、ほかの買いものがあると車に積むのも限界があります。そこで、重いものやかさばるものは、ネットショップなどを利用することに決めました。多少割高になっても、これは必要経費と割り切ります。当たり前ですが、私も義母と同じように年を重ね、できなくなることも増えていきます。今から少しずつ、省けるものは省き、頼れるものは頼る生活にシフトしながら、名もなき家事ストレスをなくしていきたいです。

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人間はスーパーマンではないので、あれもこれも全部できるわけではありません。でも「できない」と最初から諦めるのではなく、なんとか落としどころを見つけようとするまる子さんの姿勢は、見習いたいですね。多少コストがかかったとしても、ストレスが軽減されるならそれが一番。先が見えない介護生活だからこそ、無理せず長く続ける方法を見つけられるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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