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山崎育三郎“薬師丸”、過去の愚行が露呈してくず発言「ただのナースと医師の私、どちらが価値あるか」<ザ・トラベルナース>

  • 2024.12.17
院長・薬師丸(山崎育三郎)は、かつては患者思いの素晴らしい医師だったが… (C)テレビ朝日
院長・薬師丸(山崎育三郎)は、かつては患者思いの素晴らしい医師だったが… (C)テレビ朝日

【写真】デキるナース感全開!白衣姿の歩役・岡田将生

岡田将生と中井貴一が“クセ強ナース”を演じる痛快医療ヒューマンドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※第8話は9:00-10:00)の第8話が12月12日に放送。これまで謎に包まれていた院長・薬師丸(山崎育三郎)の過去が明らかになった。それに付随してくずすぎる本性もあらわになり、視聴者の怒りを誘発した。(以下、ネタバレを含みます)

クセ強敏腕看護師コンビが医療現場を改革

本作は、手術の際に医師を補助し一定の医療行為を実施できる「NP(=ナース・プラクティショナー)」の那須田歩(岡田将生)と謎多きスーパーナースの九鬼静(中井貴一)のクセ強看護師コンビが、“患者ファースト”の精神で医療現場を改革していく物語のシーズン2。

トラベルナース(人手不足の病院や施設にて期間限定で働くフリーランスの看護師)である彼らの今シーズンの勤務先は、基幹病院である「西東京総合病院」。同病院では、新院長・薬師丸(山崎)が働き方改革を中心とした組織変革に次々と着手。現場の状況より自分の理想を優先して強引に改革を進める薬師丸に、静と歩は闘いを挑んでいく。

「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日

容態急変の患者より食事会を優先した薬師丸

1年半前まで西東京総合病院で看護師をしていた八木めぐみ(若村麻由美)が、ステージ3のすい臓がん患者として来院した。薬師丸は「執刀してほしい」と院長室にやって来ためぐみを見て硬直。めぐみは、薬師丸の決して表に出てはいけない過去を知る人物だったからだ。

1年半前、薬師丸が執刀した患者の経過が良くないことに気付いた看護師のめぐみは急ぎ薬師丸に電話したが、自分の出世がかかった食事会に出席していた彼は、すぐには戻らなかった。食事会を終えて戻ってきた時には、もう手遅れ。必死の救命措置も虚しく、患者は亡くなった。

遺族に連絡しに行こうとしためぐみを、薬師丸は引き留めた。そして「判断ミスで死なせたと分かれば自分は終わりだ。この病院を、日本の医療を改革しなければいけない自分が、ここでつまづくわけにはいかない」と、土下座してめぐみに身代わりを頼んだのだった。

腕が良く、患者思いの薬師丸を尊敬していためぐみは、彼がいなくなったら多くの患者が困ることを心配し、また薬師丸が病院を良くしてくれると信じて1人で全ての責任を負い、「ミスをしたのに説明責任も果たさずに逃げた卑怯者」と誤解されるのを承知で病院を去ったのだ。そして、この1年半、薬師丸を信じていたからこそ、自分の命を預けられるのは彼しかいないと思って、執刀を頼みに来た。

だが院長となった薬師丸は、「患者も医師も看護師も、誰も見捨てない」との約束を破り、自分の理想を実現するために腹黒い政治家と付き合い、患者の命は二の次、自分の邪魔になる人間はことごとく排除…とやりたい放題になっていた。彼は、自分の考えに異を唱えてくる静はもちろん、塔子や吉子(安達祐実)、福美(野呂佳代)たちまでもクビにした。

「自分の犠牲は何だったのか」「約束が違う」と涙ながらに責めるめぐみに、「証拠があるんですか?」と鼻で笑う薬師丸。証拠が無ければクビになった惨めなナースのたわ言でしかない、とあしらった。

「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日

かつては本当に素晴らしい医師だった薬師丸

この場にいた塔子は、理不尽にクビを言い渡されただけでなく、1年半前の真実を知って大ショック。彼女も「ナースをリスペクトし、患者を常に気遣う、本当に素晴らしい医師」の薬師丸に「残りのナースとしての人生を全て捧げてもいい」と心酔していたのだ。

思いを踏みにじられた2人のナースに「患者の命に優先順位があるのは当然のこと。現実を見ろ」と語り、「ただのナースと医師の私、どちらが価値があるか、考えるまでも無いでしょう」と悪びれずに言い放った薬師丸。裏切られた悔しさと怒りが限界を超えた塔子は、薬師丸を思いっきりビンタした。

そして、ただでさえ体調が悪いめぐみもストレスがかかりすぎて気を失ってしまったが、そんな彼女を見ても薬師丸は顔色一つ変えずに「患者が倒れました。来てください」と冷静に医師に連絡するだけだった。

「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日

余計なことをしゃべられる前に、死なせるつもりなんですね

病状が思った以上に悪化しており、手術の難易度がさらに上がったことが分かった途端、薬師丸は即座に「手術適応外」と結論づけた。院長である自分が失敗したとなれば、問題になるからやりたくないのだ。「諦めるのはまだ早い」と説得しようとする歩に、めぐみの手術に入る予定のNPの歩の経歴にも傷をつけてしまう、ともっともらしい言い訳をする薬師丸。

薬師丸は最初から手術をする気は無かったと察した歩は「余計なことをしゃべられる前に、このまま死なせるつもりなんですね」と、核心を突いた一言をぶつけた。だが薬師丸は動じることもなく「錯乱した患者の言葉を信じないでください」と言うだけだった。

想像以上のくずっぷりに、視聴者も怒り心頭。「とんでもねえクソ医者」「クズ中のクズ」「サイコパスか!」「証拠があるのか、って聞いた時点で、罪を認めたも同然なんだよ!」とSNSには悪口のオンパレードとなった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
「ザ・トラベルナース」第8話より (C)テレビ朝日
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