1. トップ
  2. レシピ
  3. 【城泊】一生に一度の体験を!日本国内、泊まれる「お城」を調査

【城泊】一生に一度の体験を!日本国内、泊まれる「お城」を調査

  • 2024.12.17

日本ならではの貴重な体験がたっぷりできることから、海外からの予約も増えているそう!

ELLEgirl

国際認証機関「グリーン・デスティネーションズ」により、世界の持続可能な観光地TOP100に選出されている香川県の丸亀市。そんな丸亀にある丸亀城は、400年の歴史をもち、優れた技術で積まれた日本一高い石垣を有する“石垣の名城”としても名高い。その上にそびえ立つ四国最古の木造天守は、現存12天守のひとつに数えられ、市を代表するスポットとして古くから愛されている。

多くの魅力に満ちたこの城を独り占めできる「丸亀城キャッスルエクスペリエンス」は、2024年7月からスタートしたばかりの注目の城泊のひとつだ。

写真:丸亀駅から人力車によるお迎えで、いざ城へ。道中は丸亀の歴史や城下町などについて車夫が教えてくれ、土地に関する学びも得られる。

ELLEgirl

チェックイン後は、大手一の門にて丸亀伝統の和太鼓でゲストを歓迎。なお、天守と大手門が現存するのは、ここ丸亀城のほか、高知城と弘前城の3城のみだそう。

唐破風(からはふ)や千鳥破風(ちどりはふ)などを美しく配し、かつての造りを残したままの天守は、夜は一般客が入れないためゲストが貸し切りでゆっくり見て回れる。ガイドの案内とともに、その悠久の歴史に思いを馳せてみよう。夕食後は天守をナイトラウンジとしても使える。

ELLEgirl

客室は、三の丸にある「延寿閣別館」を使用。もともとここは200年以上丸亀の地を治めた京極家の屋敷で、丸亀藩の江戸藩邸内にあったものを1933年に移築したそう。その後は貴賓館として使われていたが、宿泊施設として活用すべく2023年に市が約2億3000万円をかけて改築し、現在の姿になった。

伝統建築の意匠や香川ならではの工芸品に彩られた、120平米の広々とした快適な屋敷が、宿泊者だけの空間となる。城下の街並みを眺めながらの清々しい目覚めは、格別だ。

ELLEgirl

翌朝は、京極家2代藩主・京極高豊(たかとよ)により造られた大名庭園「中津万象園」に移動して朝食を。

風光明媚な庭園や樹齢650年の大傘松を眺めながらお腹を満たしたあとは、職人の手ほどきのもと丸亀の伝統工芸品であるうちわ作りを体験したり、現存する日本最古の煎茶室とされる「観潮楼」で煎茶道を体験したりもできるので、ここにしかないスペシャルな体験を思う存分堪能しておいて(すべて料金に含まれる)。

瀬戸内プライベートクルーズ、讃岐のり染、和菓子作りなど、オプションで追加できるプログラムも豊富(要追加料金)。

定員/4名(子どもを含む) ※予約は大人2名より1泊2日、2食付きの基本料金/2名利用時 ひとり¥632,500、3名利用時 ひとり¥465,570、4名利用時 ひとり¥382,520※ひとり¥192,500で連泊(素泊まり)可※小学生 ¥66,000、未就学児 ¥44,000、乳幼児(3歳以下)無料tel. 0120-210-289(VMG総合窓口)

公式サイト

ELLEgirl

愛媛県の肱川(ひじかわ)のすぐそばに立つ大洲城は、鎌倉時代末期、1331年(元弘元年)に守護として国入りした、宇都宮豊房によって築城されたとされる城。かつて天守は老朽化により一部を除き解体されたが、地元住民らの保護活動や寄付により、2004年に江戸時代当時の姿に忠実に復元された。全国でも5つしかない、木造復元天守のひとつとして知られている。

天守と2つの重要文化財の櫓を含むこの城を客室として利用できるのが、この「大洲城キャッスルステイ」。到着後はまず甲冑や着物に着替え、城門へ。250年以上大洲藩を治めた加藤家の初代藩主・加藤貞泰が、1617年に大洲藩へ移封し入城するスペクタクルなシーンを再現してくれ、宿泊者は一日城主としてそこに参加できる。ドラマティックなスタートに、滞在への期待に胸が膨らむこと間違いなし!

写真:入城体験では、ほら貝や陣太鼓の音に合わせて歩みを進めると、地元住民の方々や団体がお出迎えをしてくれる。大洲藩鉄砲隊による火縄銃の祝砲も間近で見られる。

元記事で読む
の記事をもっとみる