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身近な人のメンタル不調、無理せず支えるための「10のヒント」

  • 2024.12.17

大切な人が困っているとき、あなたはどう接していますか? 一般財団法人ワンネス財団所属の心理カウンセラーが、身近な人のメンタル不調に気づいたときどうすればいいのか、対処法を紹介しています。

1.まずは否定せずに受け入れる

身近な人が話をしてきたとき、否定や批判をせず、まずは耳を傾けてみましょう。

相手の話を途中で遮ったり、否定・批判をすると、「理解してもらえない」と感じさせることがあります。
「今、どんな状態なのかな?」と興味を持ち、相手の気持ちや状況を理解しようとする姿勢が大切です。

2.信頼できる相談相手をあらかじめ作っておく

自分だけですべてを抱え込もうとすると、心も体も疲れてしまいます。

人の人生は、一人で支えるものではありません。誰かを助けようとするとき、自分も支えてもらえる信頼できる人をあらかじめ見つけておきましょう。

3.相手にとっての自分の役割を明確にしよう

すべてを自分で解決しなくても大丈夫です。支え合いには、さまざまな役割の人が必要です。たとえば、以下のような「助けてくれる人」が揃っていると安心です。

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これらは目の前の相手にとっても同じことです。もしあなたが、これらの役割のどれか一つでも担えるなら、それだけで相手にとって大切な存在になっています。

自分が得意とする分野を意識して、その役割を果たしてみてください。

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4.共通の話題を話そう

近しい関係ほど、悩みを相談しづらいことがあります。心配をかけたくない気持ちが先立ち、相談できないことがあるからです。

すべて話してほしいという気持ちが湧いてくることもありますが、無理に悩みを話題にせず、日常のちょっとした話題や共通の話題で雑談をして、つながりを感じられるようにしていきましょう。

もっとも大切なのは「つながりを感じられていること」です。

5.行動を褒める

努力しても結果が出ない状況が続くと、人は無気力になりがちです。

もしかしたら、いま目の前にいる相手も、成果が出ずに無気力感を抱えているかもしれません。そんなときは、相手に小さな成功体験を積んでもらうことが大切です。

相手の小さな行動や努力を見逃さずに褒めることで、「達成感」を感じてもらいやすくなります。

6.助けを提案するときは具体的に

助けることが習慣になっている人もいれば、逆に助けてもらうことが当たり前になっている人もいます。

助けを当たり前に感じる人を助けても、感謝されるどころか、さらなる責任を押し付けられて疲れてしまうこともあります。

『困ったら言ってね』という言葉も嬉しいですが、『買い物に行くけど、何か買ってくる?』や『病院に行くなら車を出すよ』といった具体的な提案があると、相手も助けを受け入れやすくなるでしょう。

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7.手放すことも大切

助けが習慣化すると依存が生じやすくなります。また、相手が感謝の気持ちを忘れ、助けがない時に不満を感じるようにもなってしまいます。

ときには問題を「自分で考え、行動し、感じる」ことを応援し、抱えている問題について尻拭いはせず、相手の自立を見守る姿勢も必要です。

8.行動に移してほしくないことはじっくり聞かない

実現してほしい行動については、一緒に具体的な計画を考えると効果的ですが、実現してほしくないことについては、あまり深く聞かずに話を逸らすようにしましょう。

とくに深刻な内容の場合は、軽く話題を逸らすなどして具体化を避けましょう。

9.心の傷の扱いについて

心の傷は、扱い方次第で悪化してしまうこともあります。そのため、心理カウンセラーなど専門家の力を借りるのが理想的です。

しかし、一般の方でも、心の傷が思い出されるきっかけを「新しい思い出で上書きする方法」が役立つことがあります。たとえば、冬のイルミネーションを見るとつらい記憶が蘇る人には、新たな楽しい経験を通して、思い出すものを上書きすることもできます。

心の傷が生活に大きな支障を与えている場合は適切に対処する必要がありますが、思い出さずに日常を楽しめていれば、無理に触れる必要はありません。

心の傷を思い出すきっかけを更新していくスタンスで関わってみるといいでしょう。

10.まずはあなた自身が元気でいること

これまでの9つのなかで行動に移す力が出せないと感じる方は、まずご自身が元気でいることを大切にしてみてください。もしかするとご自身のパワーが不足しているかもしれません。

人は追い詰められ、ネガティブな感情を抱えていると、視野が狭くなり、考えが行き詰まってしまいますが、ポジティブでいると視野が広がり、新しいアイデアやエネルギーが湧き出てくるものです。

何よりもまずはご自身のケアを優先することで、自然と他の人を助ける力にもつながります。

誰かのことで悩む時間も大切と感じることもあると思いますが、それ以上に自分のために時間をとってあげてください。

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一般財団法人ワンネス財団
HP: https://oneness-g.com/

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ワンネス財団 無料相談ダイヤル:0120-111-351(月〜金|10:00-17:00)
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<Edit:編集部>

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