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息子が連れて来たのは【ド派手な嫁】納得できなかった私が → 「ごめんなさい」後悔と反省をした理由

  • 2024.12.17

これは、友人Yの体験談です。Yの息子が連れて来た嫁は、とにかく派手な装いの女性でした。Yは息子の結婚相手を好きになれず、自然と距離を置くことに。しかし、息子への献身的な愛情を目の当たりにして反省したYは……。

画像: 息子が連れて来たのは【ド派手な嫁】納得できなかった私が → 「ごめんなさい」後悔と反省をした理由

好きになれなかった嫁の見た目

Yは、息子が連れてきた結婚相手がどうしても好きになれませんでした。その理由は、相手の見た目がYの思い描いていた「理想のお嫁さん」とは遠くかけ離れていたから。
髪を派手な色に染めて、服装も奇抜な嫁のM美。そんな嫁を幸せそうに見つめる息子の姿に、Yはどうしても納得がいかなかったのです。2人に会うと「本当はもっと落ち着いたお嫁さんが良かったのに」と、思ってしまうのです。そんなぎこちない関係が続き、自然と息子夫婦と距離を置くようになりました。

息子を支える嫁を見たYは……

そんなある日、Yは息子が職場でパワハラに遭い、心を病んで会社を休んでいることを知りました。ベッドから起き上がれない息子を、献身的に支えていたのは嫁のM美でした。
「辛いなら逃げてもいいんだよ」と優しく寄り添い、ためらう息子に退職を後押ししていたそうです。Yはその話を聞いて胸を打たれました。
先の見えない息子との生活は、きっと苦しかったことでしょう。それなのにM美は、「大丈夫! 私が稼いでくるよ!」と、バイトを掛け持ちして休みなく働いたのです。
Yは、自分が見た目だけで人を判断していたことを深く後悔しました。M美がどれほど息子を大切にしているか、痛いほど伝わってきたのです。支えあう2人の姿を見て、自分が間違っていたことに気づきました。

M美の派手な見た目だけで判断し、彼女の優しさや強さを全く理解していなかった……。Yは、これまでの自分の冷たい態度を反省しました。

勇気を出して謝ることに

その後、Yは勇気を出して息子の家に訪れ、M美に謝罪することに。「ごめんなさい。私はあなたの見た目だけで判断して、本当のあなたを見ようとしなかったわ」と、真剣に気持ちを伝えました。
するとM美は、アハハ! と豪快に笑いながら「お義母さん、誰だってこんな見た目の嫁がきたらビビりますって(笑)」と、屈託のない笑顔をYに向けます。その言葉に、Yはホッと救われたのでした。

それからというもの、Yは息子夫婦と一緒に過ごす機会が増えていきました。
M美の新しい一面を知るたびに、Yは「この人が息子の隣にいてくれて本当に良かった」と、心から嬉しく思いました。息子も新しい職場で働き始め、以前よりずっと明るくなったそうです。

【体験者:50代・主婦、回答時期:2024年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:N.tamayura
長年勤めたブラック企業を退職し、書くことを仕事にするためライターに転職。在職中に人間関係の脆さを感じた経験から、同世代に向けて生き方のヒントになるような情報を発信すべく、日々リサーチを続けている。

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