【新作映画】「モアナと伝説の海2」など、話題の映画が目白押し！

2024.12.19

今月要チェックの映画を4本ご紹介！写真を見てインスピレーションで選んでみてね。

1『モアナと伝説の海2』

海に選ばれた少女モアナの冒険再び。前作から3年後。“1000年にひとりのタウタイ（導く者）”となったモアナが、分断された世界をひとつにしようと“人間を憎む神”と戦う姿は美しく凛々しい。自分の思うままに生きる喜びを歌うオープニング曲「帰ってきた、本当のわたしに」、様々な葛藤を乗り越えて一歩を踏み出だそうとする自身を鼓舞する楽曲「ビヨンド～越えてゆこう～」が、勇気や希望を与えてくれる。

story：海の冒険から3年後。モアナ（A・クラバーリョ、屋比久知奈）は、彼方の島々にいる人々を探していた。ある日、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知ったモアナは、その呪いを解いて世界をひとつにするために仲間と共に航海に繰り出すが……。

監督：デイブ・デリック・ジュニア／声の出演：アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソンほか／配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン／公開：現在、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー中
© 2024 Disney. All Rights Reserved.

2『クラブゼロ』

植物ホラー『リトル・ジョー』（19）で知られるJ・ハウスナー監督の新作。「意識的な食事」を説く栄養学教師と彼女に心酔する生徒達。彼らは「少食から絶食へ」と簡単に洗脳されていく。これがカルトのメカニズムだと知れば怖さも募る。おとぎ話風カラフル映像、不穏なサウンド・デザイン、教師役のM・ワシコウスカの清潔で無機質な存在のバランスが絶妙で、ゆるやかに吸い込まれるような没入感が、ヤバい！

story：名門校に赴任してきた栄養学教師ノヴァク（M・ワシコウスカ）は、「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という「意識的な食事」を説く。やがて、その教えを実践した生徒達の“異変”に親達も気づき始めるが……。

監督：ジェシカ・ハウスナー／出演：ミア・ワシコウスカ、エルザ・ジルベルスタイン、マチュー・ドウミほか／配給：クロックワークス／公開：現在、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー中
© COOP99, CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINEMA 2023

3『ホワイトバードはじまりのワンダー』

大ヒット作『ワンダー君は太陽』でオギーをいじめた少年のおばあちゃんが衝撃の過去を語るスピンオフ的作品。いじめっ子側も救済するという新鮮なアプローチで、ユダヤ人としてナチスに迫害を受けた祖母を救った“勇気ある優しさ“が描かれる。重い内容であるが、若いキャスト達がみずみずしく表現豊かな演技で魅せる美しいラブストーリーでもある。希望がキラキラ光る珠玉のヒューマンドラマ。

story：いじめの加害者として退学処分になったジュリアン（B・ガイザー）は転校後も周囲に心を閉ざしていた。彼の祖母サラ（H・ミレン）は、ナチス占領下のフランスでユダヤ人一斉検挙を逃れ同級生の家に匿われていた少女時代の衝撃的な秘密を彼に語り始める。

監督：マーク・フォースター／出演：ヘレン・ミレン、アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワートほか／配給：キノフィルムズ／公開：現在、TOHOシネマズシャンテほかにて全国ロードショー
© 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.

4『ビーキーパー』

新世紀アクションスター、ジェイソン・ステイサムの強面と復讐心が暴走する最新主演作。キャラ設定は元秘密組織工作員の養蜂家で、ブチギレ相手は詐欺組織。ハチミツ集めてると思ったら、突如沸点超えて、あっという間に国家中枢まで殴り込み。クズ過ぎる悪役による勧善懲悪の中、肉弾攻撃から爆破、銃撃戦と、無敵のステイサムによるやりたい放題の痛快世直しが楽しめる。無限に続編が作れそうであります。

story：田舎の農場でハチの世話をして世捨て人のように平穏に暮らすアダム・クレイ（J・ステイサム）。ある日、彼の恩人である農場主の老婦人が巧妙なフィッシング詐欺にかかり全財産を失い、自ら命を絶つ。アダムは復讐を誓い、組織的詐欺集団のもとに乗り込む。

text : YUKO KANEKO(1,2), HAZUKI TOGO(3,4)
web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2025年1月号のものになります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

元記事で読む

SWEET WEB.JP

の記事をもっとみる