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あっという間にはねてしまった…「まずい感覚がある」飲酒運転を記者が体験すると

  • 2024.12.16

事故の中でも特に、重傷や死亡といった悲惨なケースに繋がりやすい「飲酒運転」を撲滅するため、その怖さをHBCの新人記者が体験しました。

連載「じぶんごとニュース」

9月に北海道小樽市の国道で起きた死亡事故。
事故を起こした男性の呼気からは、基準値の3倍を超えるアルコールが検出されました。

Sitakke

北海道内では9月末までに、飲酒運転による事故が60件起きていて、このうち死亡事故は5件と、いずれも前の年の同じ時期を上回っています。

酒を飲むと、運転にどれだけ影響が出るのか。HBCの時崎愛悠記者が北海道警のドライブシミュレーターで体験しました。

まずはアルコールが入っていない状態で運転してみます。

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シミュレーターの画面には、道路右側から飛び出してくる女性の姿…。
そんな危うい場面に遭遇しても、時崎記者はしっかり停止して対応。
ゴールまで安全に運転することができました。

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では次に、1缶350ミリリットルのビールとチューハイを30分かけて飲み干して、実験です。## 酒気帯び運転で試してみると

Sitakke

あらためて時崎記者の呼気のアルコールを測定してみると、数値は0.20ミリグラム。
もう“酒気帯び”運転の状態です。

そして、再び運転してみると、飲酒の影響が色濃くあらわれる結果となりました。

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思わず「おっとー。あーー」の声。「いろいろなところに注意が向かなくなる」と話します。

警察官からは、「速度が規定通りに走っていないですね」と指摘が。

時崎記者は「止まっているんだけれど、止まっていない感覚がある…後ろに下がっていく、まずい感覚があります」とその体感を話しました。

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道路に男の子が!

そして、注意が散漫になる中、ドライブシミュレーターで運転を続けていた、その時でした。

飛び出してきてもブレーキがかけられない

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道路左側の住宅から男の子が飛び出してきました。

時崎記者、飛び出してきた男の子に反応が遅れ、はねてしまいました。

すでに男の子をサッカーボールが飛び出してきているタイミングでもまだブレーキをかけられていませんでした。

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道警交通企画課の大口純一課長補佐は「アルコールは運転操作にも大きく影響を与えます。注意力が下がるので交通事故の発生が高まりますから、十分に注意が必要ですし、飲酒運転は絶対にしてはいけない」

お酒を飲むといつまで残る?

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悲惨な事故が起きるたびに、飲酒運転が無くなることを願いますが、なかなか無くならない現状がありますが、あらためて酒を飲んだ時に、どれほどアルコールが体に残るのでしょうか。

500ミリリットルのビール、アルコール度数は5%の場合、体内に取り込んだアルコールが分解されるまで約5時間、体質によってはもっとかかることもあります。

アルコールが入った食べ物は?

ラムレーズンや甘酒、奈良漬けなどの多くは、アルコール度数1%未満のものが多く、食べて直ちに飲酒運転の基準を越えるとは考えづらいとされています。

ただ、警察によりますと体質的に酔いやすい人もいるので、運転前には取らない方がいいということです。

年末に近づきお酒を飲む機会も増えていくこの季節。
たった一度の過ちで悲劇を起こさないためにも“飲んだら、乗らない”の本当に基本のルールを守ることが大切です。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月13日)の情報に基づきます。

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