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「5日ぶりの食事」は生ゴミ…ゴミ箱内で食事する移民男性に密着

  • 2024.12.16
「5日ぶりの食事」は生ゴミ…ゴミ箱内で食事する移民男性に密着 1枚目
ABEMA TIMES

南米屈指の貧困国ベネズエラから脱出し、チリを目指す23歳の移民男性に密着。彼が5日ぶりに口にした食事は、ゴミ箱から拾ったパプリカだった。

【映像】閲覧注意!移民と共に生ゴミを食べる番組ディレクター

12月14日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める新番組『国境デスロード』#2が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。

「5日ぶりの食事」は生ゴミ…ゴミ箱内で食事する移民男性に密着身 2枚目
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今回、プジョルジョDが訪れたのは、ベネズエラとの国境に面するコロンビアの街・ククタ。経済が破綻し、深刻な貧困に陥っているベネズエラからの移民が集まるこの街で、2人の移民に密着取材を行った。番組前半で密着したのは「ベネズエラから今日、移民を始めたばかり」と話していた、23歳のカルロスさん。彼の最終的な目的地はチリで、コロンビアは通過点とのことだった。

「5日ぶりの食事」は生ゴミ…ゴミ箱内で食事する移民男性に密着 3枚目
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後に聞いた話によると、カルロスさんの所持金は0円。なんとかしてお金を得ようと、拾った靴の買い取りを希望したが、断られてしまった。お腹を空かせていたカルロスさんが次に向かったのは、コンテナのゴミ箱。ハエが飛び交う大きなコンテナの中に、迷うことなく入っていくカルロスさん。プジョルジョDは、服に臭いがつくのを避けるためなのか下着姿になり、ゴミ箱の中へ足を踏み入れた。かなりの悪臭が漂っていたが、カルロスさんは「ここから食べられそうなものを探す」という。そして、まだ食べられそうなパプリカを見つけると、「美味しそうだろ。久しぶりの食い物だ」とかぶりついた。

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その後、カルロスさんはプジョルジョDにも、生ゴミを食べてみるよう勧めた。「もうちょっとマシなものを見つけてあげる」「これは君には悪すぎる」と言い、ゴミ箱を漁ること5分。カルロスさんが見つけ出したのは、彼にとっては「美味しそう」に見える玉ねぎだった。玉ねぎを口にしたプジョルジョDは「からい」「美味しい」などと感想を語った後、「うまいですけど、ここで食うのは…」と本音を吐露。悪臭に耐えられなくなり、咳き込んでしまった。なお、カルロスさんが食べたパプリカは「5日ぶりの食事」とのこと。このとき彼が口にしたのは、このパプリカ1個だけだった。

同じ釜の飯ならぬ同じゴミの飯を食べ、意気投合したカルロスさんとプジョルジョD。カルロスさんは「僕を取材しながら同じ行動をとってくれるのは嬉しいよ」と話していた。

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