仕事を休めない夫の気持ち「妻がピリピリしてさらに疲れる」それぞれの想い［６－１］｜ママ広場マンガ

息子翔くんの熱が下がらず、お母さんに来てもらえないかと電話したちひろさん、快く引き受けてくれたお母さんは始発の電車で片道４時間をかけて来てくれることになりました。お母さんが到着するまでは夫の良平さんが出勤時間をずらして看護することになったものの、会社に行くために家を出たちひろさんは、「私、こんなんで２人目産めるのかな・・自信なくなる」と呟くのでした。

それぞれの想い［６－１］俺だって子どもを優先したい

時は巻き戻って、翔くんが熱を出した日の夜のこと。夜遅く家に帰ってきた良平さんは、「あーーっ疲れた～～！ご飯ある？？」と帰ってくるなりちひろさんに言いました。「ずっと翔グズグズで・・今寝たところだから自分でやってくれる？」とため息をつきながら言われた良平さんは、「疲れて帰ってきてるんだから、お帰りくらい言ってもいいだろ・・。家に帰ってきたら妻のピリピリしてる姿を見てさらに疲れる・・」と心の中で呟きました。

そして、「明日さ、翔の熱下がらなかったらパパ休めない？」ちひろさんにそう聞かれて「えっ？休めるわけないじゃん」と答えると「私も休めないんだけど」と引かないちひろさんに「いやいやいや・・そんな突然言われても」と答えた良平さん、「申し訳ないけど・・！うちの会社だって育休に入る社員や育児中の時短社員・・いっぱいいてギリギリでやっと回してるんだよ！」と、心の中で叫びました。

「俺だって、できるなら子どもを優先したい」そう思う良平さん、でもみんなより上の立場の俺が休むわけにいかない。と思っていました。この日も、育休に入る社員の引継ぎや、クレーム処理・・新しいプロジェクトが始まることもあり、昼ごはんを食べる暇もないほど忙しい時間を過ごしていたのでした。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。