「地味で恥ずかしい」私を罵る元モデルの母と妹。家を出て3年後…2人と私の立場が逆転し！？

私は昔からオシャレにさほど興味がなく、地味な見た目をしていました。そのため、元モデルの母とオシャレが大好きな妹からは、「地味子」と蔑まれてきたのです。そんな中、高校卒業後に素敵な出会いがあり、私の人生は大きく変わっていき……。

父を事故で亡くした私は、祖母、母、妹と4人で暮らしていました。

妹は元モデルの母に似ておしゃれ好き。一方の私は超がつくほどのおばあちゃんっ子で、おしゃれには興味がなく地味なタイプ。娘たちを芸能界に進ませたい母は、容姿のいい妹ばかりかわいがっていました。

母からは「あんたは地味で残念ね……」と言われ、妹からは「外では絶対、私の姉だって言わないでよね！恥ずかしいから」と、キツイ言葉ばかり浴びせられていた私。しかし、そんな私の唯一の味方が祖母でした。

祖母が「ひどいことを言うもんじゃない！」と、母や妹を叱ってくれていたおかげで、私はなんとか日々を乗り越えていたのです。しかし突然、祖母が病気で他界してしまいました。

そんなある日、母はある男性と再婚します。再婚相手のA男は芸能事務所を経営していて、妹はそこに所属することに。けれども、妹はなかなか売れません。そのことに苛立った母は「あんたが私たち家族の運気を悪くしてるせいだ」「さっさと就職して家を出ていけ」と、私に八つ当たりするようになります。

家族から疫病神扱いされた私は、ついに我慢の限界に達し、高校を卒業したら家を出ようと心に決めるのでした。

そして、私は無事に高校を卒業し、とある企業から内定を獲得。荷物をまとめて「今までお世話になりました」とだけ告げ、母と妹から逃げるように家を飛び出しました。

すると家の前で、「ちょっと待って！」と知らない女性から呼び止められたのです。その女性・B子はA男の前妻だといいます。私の母は、A男がB子と離婚する前から関係を持っており、誠意ある謝罪をしない2人に腹が立ち、B子は2人の所在を探してやっと見つけたとのこと。

私が母と妹との関係を打ち明け、「私にはもう関係ないので好きにしてください」と言うと、B子は私の顔を見ながらひと言。

「あいつらを見返してやりたいって思わない？」

私はコクンと頷き、なんとB子が最近立ち上げた芸能事務所に入ることになったのです！

それから3年の月日が流れ、私は21歳となりました。仕事のためB子とあるビルを訪れたとき、母、妹、A男と偶然再会。B子に気づいた母は「あなたの事務所の名前、全然聞かないわねぇ。夫に捨てられたうえ立ち上げた会社もうまくいかないなんて、哀れな人」と嫌味をぶつけます。

それに対し、B子も負けじと「A男の事務所だって私が辞めた後、だいぶ業績が下がったって聞いているけど？」と発言。そのとき、母と妹はB子の隣にいる私に気がつき、驚いた表情をします。それもそのはず、B子に言われるがまま、ダイエットや美容に励んできた私は、見違えるほど垢抜けていたのです。

元々の素質とB子のプロデュース力が実を結び、私には順調に仕事が舞い込んできており、この日は「出演すれば高確率で売れっ子になれる」といわれる人気番組の収録に臨む予定でした。

その話を聞いた母は目をギラつかせながら、信じられないことを言い出します。

「あんた、本当にキレイになったわね。さすが私の娘！うちに帰ってきてちょうだいよ。妹は見込み違いだったわ」。

しかし、母に媚を売られても私は嫌悪感を抱くだけです。そして、過去に2人に言われたことを、そのまま言い返してやりました。

「よそで私を家族だなんて言わないでね？あなたたちのような下品な母親と妹がいるなんて世間に知られたら、恥ずかしいわ！」

呆然とする母と妹を尻目に、私はB子とスタジオへ。その後、番組の収録は大成功！私はみるみる人気者になり、今ではテレビ番組にもたくさん出させてもらっています。

一方、妹の芸能活動はやはり上手くいかず、A男が社長を務める事務所は経営破綻。借金もあるとのことで、3人とも途方に暮れているそうです。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者：ライターベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室