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京都の冬のご馳走!幻のブランドガニといわれる1杯ウン万円の間人ガニ(たいざガニ)を食べてみた!

  • 2024.12.16

京都の冬の海の幸といえば……? とくに関東地方の人などにはあまりピンときませんよね。でも、あるんです! その王様といわれるのが間人ガニ(読み方:たいざガニ)。地方によって松葉ガニや越前ガニと呼ばれるズワイガニです。そんな日本海に突き出た京丹後名物のブランドガニ・間人ガニは、口に入るころには1杯3~4万円になることも。そのお味を思う存分楽しんじゃいました!

幻の間人ガニは1杯3~4万円もする京都の冬の名物

例年11月6日に解禁され、3月まで続く京都のズワイガニ漁。京都、兵庫、鳥取など山陰地方ではズワイガニを松葉ガニと呼びます。その中でも、京都北部、日本海に面した丹後半島の間人(たいざ)漁港で水揚げされるのが、幻のカニともいわれる間人ガニ(たいざガニ)。

なぜ幻なのかというと、そのほかのズワイガニに比べ漁獲量が圧倒的に少ないのだとか。しかも漁場は荒れ狂う冬の日本海。わずか5隻の小型漁船による底曳網漁法で深さ230~300mから水揚げされ、日帰り操業により最高の鮮度が保たれているのです。

ハサミについた緑タグには、「たいざガニ」のブランド名とともに、水揚げされた漁船名などを記載。さらに白タグのQRコードからは水揚げ日や漁港、漁業者情報などを確認することができ徹底的に管理されているんです。

焼き・刺し・茹で・しゃぶ 希少な間人ガニのおいしさ満喫

大きさや重さ、キズ、色艶、形など、約50もの基準をクリアした間人ガニ。さぁ~、何からいただきましょうか。

目の前でさばいてくれているのは、焼きガニ。火を入れることにより、身が締まり旨みが凝縮。甘さと香ばしさを感じるホクホクなレア状態がたまりませんっ!

甲羅焼きもグツグツと。濃厚なカニ味噌をつければ、口の中に縦横無尽に広がっていくほのかな苦み。コクのあるおいしさを重層的に楽しめます。

こちらは透明感あふれる乳白色のカニ刺し。歯で嚙み切れないほどブリッブリの食感。とろんと口の中に運べば、プリプリなやわらかな甘みとねっとりした風味が後引くおいしさ。

茹でガニやカニしゃぶ、天ぷらなどと、調理法によってさまざまなお味を楽しめる間人ガニは、まさに冬の京都を代表する海の幸なのです。

写真のメニュー(食事)は、京丹後市峰山のホテル「KISSUIEN Stay&Food」の料理です。「2024蟹プラン」と題して、間人ガニ、舞鶴かに、津居山ガニ(兵庫県)など様々な蟹のメニューが用意されています。

 

活気ある市場に水揚げされる京の魚

京都の冬の味覚はこのほかにも、脂ののったサワラや寒ブリなどが挙げられますが、お刺身はもちろん、しゃぶしゃぶでいただくのが丹後流。余計な脂がとれ、ダシと相まった魚のおいしさが際立ちます。

残念ながら間人ガニが揚がる間人漁港は本日しけのため水揚げなし。その代わりといっては何ですが「舞鶴地方卸売市場」ではセリの真っ最中。

アオリイカやサワラ、カツオ、マダイなどが水揚げされ、漁師さん曰く、サワラやアオリイカはこの時期、1番おいしいのだとか。

間人ガニと並ぶブランドガニ、舞鶴かにもこの時期楽しめる京都の冬グルメのひとつです。

 

[Photos by ©︎tawawa]

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