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「どうしよう…」荷物をなくし、子連れで交番へ。パニックになる私に警察官がかけてくれたのは心温まる言葉だった

  • 2024.12.17

私は出産する前まで落とし物をしたことがありませんでした。そんな私が長男を出産後、初めて大きな落とし物をすることになったのです。パニックになっている私に、警察官の方がかけてくれたのは、心温まる言葉でした――。

荷物がない! 外出先でパニック!

産後しばらく外出は近くのスーパーに買い物に行く程度でした。産後3カ月ごろ、同じく子育て中の友だちとランチに出かけることに。子連れで長時間の外出は初めて。持ち慣れない大きなリュックを背負って出発です。

ところが、ランチを楽しんだあとに帰りの電車に乗るとき、リュック自体を背負っていないことに気づいたのです。リュックには貴重品も含めてすべての荷物が入っています。さらにいつからリュックを背負っていなかったかわかりません。

私はすぐにランチのお店とその後に行った授乳室に行きましたが見つかりません。お店のインフォメーションにも届いておらず、近くの交番へ駆け込みました。ところが交番にも届いていなかったのです……。

警察官がかけてくれた言葉

私はパニックと落胆でその場に座り込んでしまいました……。そんな私に警察官の方は「大丈夫です。大事なお子さんは抱っこしているじゃないですか」と温かい言葉をかけてくれました。

さらに、「産後は疲れ過ぎて、子どもを乗せたベビーカーごとスーパーに忘れてお店を出てしまったお母さんもいたんですよ」と、私の気持ちを和ませようとしてくれていました。

慰めの言葉でもあったとは思いますが、私は警察官の方の言葉で、そのお母さんと同じように産後の疲れがたまっていることに気づかされました。また、同時に息子をしっかり抱っこしていられたことに安堵したのです。

……と、そのとき、お店のインフォメーションの方から「リュックが見つかった」と電話がありました。

私がインフォメーションに行った直後に、お客さまが届けてくれたそうです。子どもを抱っこしながら、お店の中を駆け回り交番とお店を往復し、ドッと疲れたことを覚えています。

警察官の方が言っていたように、普通ではあり得ないようなことをしてしまうほど、産後はダメージを受けているのだと痛感しました。それ以来、貴重品は外出先で外す必要がないように小さいポシェットに入れて肩からかけ、おむつなどはリュックに入れるようにしています。

著者:海原えめ/40代女性/2017年生まれの息子と2022年生まれの娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとしても活動している。

イラスト:はたこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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