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【12月15日はコールドムーン】今年最後の満月の見ごろの時間はいつ?凍てつく地面を照らす満月の名前の意味とは?

  • 2024.12.15

2024年12月15日(日)の満月は「コールドムーン」です。“コールド(英語:Cold)“とは、そのままの意味で「寒い」ことを表します。この満月では、先月と同じく月と木星を同時に観察可能です。今回はそんなコールドムーンの由来や意味、そして見ごろの時間帯についてご紹介します。

コールドムーンの由来や意味は?

12月の満月がアメリカの先住民の一部から「コールドムーン」と呼ばれているのは、北半球では気温がグンと下がり、本格的な冬が到来するからです。

また、12月は夜の時間が長いことから、モヒカン族、オナイダ族などからは「Full Long Nights Moon」や「Long Night Moon」と呼ばれています。

そのほか、この時期は日照時間が短いことから、ズニ族は「太陽が休むために故郷へ帰省した(Sun Has Traveled Home to Rest)」とロマンチックな表現で呼んでいるほか、ショショーニ族は「Winter Moon(冬の月)」、チェロキー族とハイダ族は「雪の月(Snow Moon)」と呼んでいるそうです。

コールドムーンが見える時間は?

コールドムーンとなる月が満月を迎えるのは2024年12月15日(日)18時過ぎごろ。この時期は、日没時間が早いため、この時間でも満月を観察することができるでしょう。

また、先月の満月の日と同じく、満月の近くに木星を肉眼ではっきりと観察可能です。月と木星のコラボレーションをぜひお楽しみください!

12月25日の「スピカ食」にも注目を!

12月後半の天体ショーで注目したいのが「スピカ食」です。

12月25日(水)のクリスマスの日には、おとめ座の1等星スピカが月に隠れる「スピカ食」が起こります。

2024年に日本から見られるのは、8月10日以来、2回目です。

日本の大部分では「食」を観察できますが、渡島半島南部を除く北海道の大部分では、月とスピカの接近だけとなります。

この日の午前3時過ぎに、スピカは月の光っている側の縁から月に隠れます。

この日の月は、半月よりもやや欠けていますが、月の輝きが強いため、肉眼での観察は難しいかもしれません。双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすいでしょう。

[参考]

国立天文台

Full Moon December 2024 – Cold Moon and Alternative Names|Farmers’ Almanac

[All photos by PIXTA]

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