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「何かの病気!?」右足にできた黒い謎のできもの。皮膚科で告げられた衝撃の診断名とは

  • 2024.12.17

いつまでも気持ちは若いつもりでいます。しかし、体の衰えは隠せないものです。いきなり右足のすねにできものが出現しました。病院で診断してもらうと、なんと老人性のイボ。その言葉にショックを隠し切れませんでした。病院で老人性のイボを治療した私の体験談を紹介します。

いきなり右足に現れた謎のできもの

異変に気付いたのが正確にはいつのことだったのか、あまりよく覚えていません。右足のすねに、いきなり謎のできものが登場しました。湿疹が出て皮膚科に行った春先には、何もなかったはず……。

大きさは直径3~4mmで、ほぼ円形です。平たくて肌の色で、少しだけ皮膚が浮き出たような感じでした。ムダ毛の処理をしていて存在に気付いたのです。そのままカミソリを使うと切れてしまい血が出るので困っていました。ほとんど肌に近いような色合いで、痛みやかゆみはありません。最初のうちは目立ってもいなかった気がします。

そして存在に気付いてからは、頻繁に触るようになったのです。ポコッと出ているため、どうしても気になります。触るどころか「取れないだろうか」と無理やり取ろうとしたことも。すると次第に、できものが黒くなり、盛り上がってきたのです。肌の色のうちは、怖いとまでは思いませんでした。しかし黒くなると目立ちますし「悪いもの」のようにも思われます。

痛みもかゆみもないなら放置していても良いのかもしれないとも思いました。ただムダ毛の処理でカミソリが当たると血が出てしまいます。それにムダ毛の処理をするのに、非常に邪魔です。そもそもこのできものはどういったものかということも不安になり始めていました。

検索してもできものの正体がわからない!

できものが黒くなったのは7月あたりのこと。そこから暇を見ては「黒い できもの」「皮膚がん」などのワードで画像検索するようになりました。しかし、自分の足にあるものと似たできものは見つかりません。検索ワードを変えても、結局一度も似た写真は見つかりませんでした。すぐに病院に行く気にならなかったのは、やはり少し怖かったからです。命に関わる病気ならどうしようと考えました。子どももいないため気楽な生活です。それでも命に関わる病気なら、終活を考えなくてはなりません。

がん保険には若いころから入っています。生命保険もあるため費用面は問題がないはず。そう考えても漠然とした不安が消えません。今までも多くの病気をしていて数え切れないほど検査を受けています。どちらかと言えば体が弱かったので、ほかの人よりは病院に行く回数が多いはずです。しかし大抵は何事もなく、少しの治療で治るものばかりでした。今回もそうだろうとは思うものの、やはり年齢も進んだことから、不安になってしまったのです。

液体窒素でできものの除去を実施!

9月上旬になり、意を決して皮膚科へと足を運びました。診断結果は「老人性のイボ」とのこと。イボと言えば手や足裏に出るものというイメージがあったので、驚いたものです。液体窒素を使っての除去を提案されて、すぐに処置がおこなわれました。そして医師が綿棒のようなものを繰り返しイボに当てたのです。1~2回目は痛みを感じず。しかし繰り返しているうちに、痛みを感じました。「これ痛いんだよね」と医師が気づかってくれましたが、耐えられないほどではありません。

やがて「完了」と言われ、薬剤を塗布したガーゼが当てられました。処置後に伝えられた注意事項は下記のようなものです。処置時間は5分程度のものでした。

・シャワーはOKだが数日はバスタブ禁止

・薬を塗ってガーゼで保護

・水膨れや血が出るなら診察が必要

薬は淡青色をしたアズノール軟膏が処方されました。処置後は数日だけ少しだけ痛みが続きましたが、軽いものです。費用は薬代を含めて1,900円ほどでした。液体窒素を使ってからも黒いだけに見えていたできものですが、しばらくするとかさぶたのような状態に。そして「どうなるのだろう」と思っていたある日の入浴中、そのかさぶたがポロリと取れたのです。処置から10日ほどだったように記憶しています。

まとめ

かさぶたが剥がれたあとは、膨らみもなく、スッキリとした肌に戻りました。できものがあった場所は少し皮膚が白いものの、気になるほどではありません。「老人性のイボ」だと聞かされたときは正直なところショックでした。ただ大きな病気でなくてよかったとも感じています。無駄に画像検索をして悩むよりは、早めに病院に行き処置を受けるべきでした。

もし何度も再発するようなら外科手術と聞かされています。今のところは特に問題なさそうですが、引き続き注意していくつもりです。足に出たということは、今後またほかの場所にできものが出てくる可能性があるかもしれません。次こそはあまり悩まず、早めに病院で処置を受けたいと考えています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:北川 レン/40代女性・ライター。音楽と犬を愛する。ビーグルの女の子と一緒に、のどかな田舎暮らしを満喫中。今年から肩凝りの悪化と寝汗に悩まされている。

イラスト/村澤綾香

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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