【なにわ男子・大橋和也】「緊張というか不安もあった」映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」撮影裏話&ロングインタビュー

今号のカバーボーイは、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』に出演している大橋和也さん。みんなを笑顔にする「THE アイドル」でありながら、俳優としても邁進中。そんな大橋さんの内面を覗いてみると・・・あまりのギャップにドキドキが止まらない♡

映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』撮影裏話やお芝居への思い

ジャケット￥323,400（予定価格）、シャツ￥113,300、ネクタイ￥47,300、パンツ￥134,200（予定価格）、ベルト￥107,800、シューズ￥159,500／以上FENDI（フェンディ ジャパン）

ーグループ結成後、映画初出演！オファーを受けたときの心境は？

「大きなスクリーンに自分の顔が映るんや！という感動がありました（笑）。とてもうれしかったです。がっつり映画に携わるのはこれまであまりなかったので、挑戦してみたいなという気持ちもありましたし。でも、やっぱり緊張というか不安もありました。やけど、いざ現場に入ったら主演の天海祐希さんをはじめ、共演者のみなさんがあたたかい空気感を作ってくださって。そこでほんまに不安が全部吹き飛びました」

不思議な駄菓子屋〝銭天堂〟を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顚末を描く物語

「こんな駄菓子あったらいいなって自分も子どものころ想像していたので、脚本を読ませてもらったときはワクワクしました。僕が演じたのは新米小学校教師・等々力小太郎という役で、自分と似ている部分はあるなと思いましたね。堂々としていたいけど自信が持てず、人前に立つと不安になったり緊張したりする部分はすごく気持ちがわかります。逆に似ていない部分は、精神年齢というか落ち着きですかね。小太郎は年相応やけど、僕はいまだにコンビニでお酒を買うと年齢確認されるんですよ。そこで免許証、しかもゴールドなんで見せると『あ、はい・・・』ってなる。気まずいんですよ！（笑）そんな僕が今作で教師役を演じさせてもらって、改めて大人にならなアカンなと思いました。もう大人なんですけども、胸を張って大人といえるような。また小太郎には妹がいるので、面倒見のいいお兄ちゃん感も出せるようにと精いっぱい演じました」

銭天堂の女店主・紅子を演じる天海祐希さんとは初共演。撮影時の印象は？

「男が見ても女性が見てもカッコいいし、みんなが憧れる存在やなと思いました。天海さんがいるだけで、撮影中は気が引き締まりますし。逆にカットがかかったらおちゃらけたりとか、そういうギャップのある方で。例えば、同じシーンで一発OKになったときはハイタッチして『うれしさの舞～♪』言うて、一緒に踊っていたんです（笑）。だからほんまに、天海さんがメリハリのある空気感を作ってくださっていましたね。どの場所でもどんなお仕事でも、やっぱり楽しいのが一番やと思うから。自分も楽しくて明るい雰囲気を作りたいなと思うんですけど、天海さんはそれ以上をいくんです。だから自然と『イエーイ！』ってなるんですよ（笑）」

お芝居をしていて楽しい瞬間は、まさにこの「イエーイ！」の瞬間！？

「一発OKやったときもそうですし。監督が思い描いていたものと自分が思い描いていたものが、バチッとハマった瞬間がすごくうれしいです。そんなとき天海さんとはダンスしたり、今放送しているドラマ『民王R』ではエンケン（遠藤憲一）さんと肩を組んで『イエーイ！』って喜んだり。大先輩に助けてもらいながら、楽しくやらせてもらっています」

小学生のころは、どんな子どもだった？

「賢くなりたいと思ってメガネをかけていました。視力はよかったんですけど、メガネを買ってもらって、よっしゃ！と思って（笑）。堂々とメガネ姿で前のほうの席に座っていました。ただ、メガネをかけたからといって賢くはなれませんでしたね。全然なれへん。成績も上がらん。むしろ黒板見えへん！（笑）」

もしも、願いが叶う駄菓子が目の前にあったら、大橋さんは買いますか？

「絶対買う！1個だけじゃなく、たくさん買いたいですね。銭天堂に登場する駄菓子やったら、まず欲しいのは〝もてもてもち〟。みんなにモテモテになるおもちで、老若男女いろんな方からモテモテになりたいですね。自分が小学生やったとしても、選ぶのはこれです。やっぱりモテたいじゃないですか。おじいちゃんになっても、イケオジやなってモテたいです！でもきっと銭天堂の駄菓子は、食べて努力して願いが叶うものだと思うので、最終的には自分の行動次第、自分が動かないと何も始まらないのかなとも思います。この映画では、そんな駄菓子によって左右される子どもや大人たちの物語だったり、恋愛模様も描かれています。ぜひキュンキュンしてほしいですし、喜怒哀楽いろんな感情になれると思うので見ていただけたらうれしいです！」

今後やってみたい作品はありますか？

「サイコパスの役をやってみたいです。現実ではできないこともドラマ、映画を通してやったら体験できるし。非現実的な要素があるからこそ、ゼロから役を作れるのが魅力やなと思うんです。自分の中に秘めてるサイコパスな部分を引き出してみたい・・・！実は、そういう作品を見るのが好きなんですよ。ホラー映画もめっちゃひとりで見ちゃいますもん。最近も新しいゲームを買って、それもホラー系で。深夜にやるのが密かな楽しみです」

Profile・おおはし かずや

1997年8月9日生まれ、福岡県出身。B型。なにわ男子のリーダー。2021年11月、シングル「初心LOVE（うぶらぶ）」でCDデビュー。現在はドラマ『民王R』（テレビ朝日系）に出演するほか、グループでアジアツアーを開催中。

撮影／倉本侑磨（Pygmy Company） スタイリング／大内美里 ヘアメイク／花井菜緒（JOUER） 取材・文／山口昭子 ※andGIRL2025年冬号より