1. トップ
  2. 親代わりで育ててくれた祖父が結婚に反対、手術前の“遺書”でわかった真意 『3分間で泣ける話』

親代わりで育ててくれた祖父が結婚に反対、手術前の“遺書”でわかった真意 『3分間で泣ける話』

  • 2024.12.14
【写真・画像】親代わりで育ててくれた祖父が結婚に反対、手術前の“遺書”でわかった真意 『3分間で泣ける話』 1枚目
ABEMA TIMES

テレビ朝日「バラバラマンスリー」の水曜枠『3分間で泣ける話』が11日深夜に放送され、孫娘の結婚に“反対”した祖父のエピソードが紹介された。

【映像】内田真礼による朗読 スタジオ涙

実話に基づく3分間の感動エピソードを豪華声優陣が朗読する同番組。MCは藤井隆、語り手は内田真礼、『サザエさん』のフネ役でおなじみの寺内よりえが務め、“涙もろいゲスト”として紅しょうがの稲田美紀、フリーアナウンサーの後藤楽々が登場した。

■『祖父の想い』(語り手:寺内よりえ、内田真礼)

私は小さい頃、離婚した母と祖父の3人で暮らしていた。母は元々体が弱く、私が小学生になった年に病死。それ以来、祖父が親代わりとなり、厳しくしつけてくれた。

祖父の厳しさは「この子を絶対に不幸にはしない」という愛情ゆえなのだと、子ども心にもわかったから、祖父を嫌いになることはなかった。

私は大学を卒業、就職。数年後、真面目で優しく誠実な同僚との結婚を決めた。

祖父に彼を紹介する時、よろこんでくれると思っていたが、「本当に仕事ができるのか?」だの、「喋り方がうわついて見える」だの、彼の否定ばかり。私は初めて祖父に怒りが湧き、「おじいちゃんにはもう会いたくない!」と言い放った。

【写真・画像】親代わりで育ててくれた祖父が結婚に反対、手術前の“遺書”でわかった真意 『3分間で泣ける話』 2枚目
ABEMA TIMES

それから祖父に会うことはほとんどなかった。彼の反対を押し切って結婚式も挙げたが、当然祖父は来ない。

しばらくして、祖父は入院。生存率が高いとは言えない手術を受けることになり、私は無理に結婚を進めたことを後悔した。

手術の前、祖父の家から病院に生活用品を持っていく時、部屋のたんすに私宛の手紙が入っているのを見つけた。それは“遺書”のようだった。

『本当は手放しで祝いたかったけれど、この孫には怖くてめんどくさいじじいがついているんだ、と相手に釘を刺しておきたかった。こんなじじいがいても結婚してくれる相手なら、良い人だから大切にするように』

手紙は夫にも見せ、私たちは2人でしばらく泣いた。「おじいちゃんにはもう会いたくない」と言ってしまった、あの一言を後悔した。

数日後、祖父の手術は無事成功。今では私たち夫婦は祖父と3人で暮らしている。

元記事で読む
の記事をもっとみる