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夫に離婚宣言をされた私を心配して「何でも相談して!」と親友。私「どうして私の夫と不倫したの?」焦った親友の返答と末路は

  • 2024.12.15

私が買い物から帰ると、家のドアが開きません。慌てて夫に連絡すると、夫は「諦めろ」と言ってきたのです……。

どうやら、家の鍵を変えたのは夫の様子。買った荷物を置いて、子どものお迎えにも行かなければならない私は、かなり焦っていました。

「さっきから玄関でガタガタうるさいんだよ!」「誰が鍵を開けるもんか、子どもは俺があとで迎えに行くから気にするな」「お前はとにかく早くその場から消えろ!」と夫は次々と私に暴言を浴びせてきて……?

自分のことを棚に上げる夫

「この浮気女が!」「最近帰りが遅いのも、スマホばっかり見ているのも、浮気しているからだろ!」

仕事の帰りが遅いのは部署異動したからで、スマホばかり見ているのは保育園のママ友との連絡のため。保育園の保護者会の会長にもなっているため、連絡事項が多いのです。しかし、そう言っても夫は聞き入れてくれませんでした。

それだけではありません。夫は「本当は仕事じゃなくて男と会ってるだけなんだろ!」「浮気している不良嫁はすぐに出ていけ!もう離婚だ!」と、私が浮気をしているから離婚すると言い出したのです。

これには我慢ができなかった私。「浮気してるのはあんたじゃない」そう言い返しました。そして私はため息をついて、浮気の証拠を握っていることを伝えました。

「ホテルの領収書に、出張と称した『東北旅行』……そのほかにもいろいろ揃ってるけど?」「浮気を知っても、子どものために黙っていたのに……よくも追い出そうとしてくれたわね」「その浮気相手と一緒になりたいがために、私に濡れ衣を着せて追い出そうとするなんて……もう容赦しないわ」

しどろもどろな夫に、私は「離婚よ、でも子どもの親権は私がもらうからね」「弁護士に連絡して、慰謝料も養育費も請求するわ」「これからのやりとりは全部弁護士経由でよろしくね」と言って、電話を切りました。

素知らぬ態度の親友

1時間後――。

近所に住む親友から連絡がきました。

「さっき、家の前で騒いでる音が聞こえたけど……何かあったの?大丈夫?」と親友。私は夫に鍵を変えられて家に入れなかったこと、夫から離婚を言い渡されたことを伝えました。

すると、「とりあえず今は早く離婚することに専念したほうがいいと思うな」「慰謝料で揉めるよりも、早く離婚を成立させたほうがいいって聞いたことあるの」とありがたい助言をくれた親友。そこで私はこのまま親友に相談することににしました。

「いつも私のことを心配してくれてありがとう。ちょっと相談にのってもらってもいい?」

「なになに?何でも相談して!」

「どうして私の夫と不倫したの?」

「え?」

浮気旅行の写真で、夫の隣にいたのはその親友だったのです。心配して連絡してきたのもきっと、浮気相手だと疑われないようにするためでしょう。そのずる賢さに私は心底嫌気がさしてしまいました。

「あ、あの……本気であなたの夫を奪うつもりじゃなかったの……」「うちの旦那はお金はあるけど、仕事で忙しくて構ってくれなくて……。あなたも同じように仕事で忙しいでしょ?」「それで、さみしさから会うようになって……。いつの間にか付き合ってた、っていうか……」

私はため息をついて、「親友のふりして、私を裏切っていたなんて最低ね」と言いました。「あなたにも慰謝料を請求するから」と告げると、「私たち友だちなのに!?」「私は専業主婦だし、お金もないし……それに慰謝料請求なんて、浮気が夫にバレたら……!」と、親友の口からは自分の身の心配しか出てきませんでした。一向に私に謝るつもりのない親友に、私は呆れ果てたのです。

嘘だらけの関係

2時間後――。

今度は夫から「彼女に慰謝料を請求するな!」と連絡がありました。「お前と向こうの旦那さんが家庭を顧みないから、俺と彼女は浮気に走ったんだ!お前にも非がある!」と言われて、私はびっくり。まさか八つ当たりされるなんて思わなかったのです。

「お前は部署異動で昇進して、俺より年収が上がって生意気になったよな!」「だから浮気されて当然!捨てられて当然なんだ!」「俺は社長令嬢の彼女と再婚する。バツイチ子持ちのお前の人生はおしまいだな!」

親友と結婚したあとの夢物語をとうとうと語る夫に、「彼女の実家、たしかに会社を経営しているけど……。従業員10人くらいの小さな町工場よ?」「しかも、かなり経営が厳しいって聞いたけど……」と事実を告げた私。

「彼女にとって、あなたはただの遊び相手だったんじゃない?」「だからあなたには格好つけたのかもしれないわね」「遊び相手のあなたに実家の深刻な状況を話す必要もないし」

そう言うと、夫は「え……俺は本気で付き合っていたのに……」と打ちひしがれていました。

その後――。

事情を知った親友の夫は、すぐに親友に離婚を切り出したそう。私は私で、夫と離婚。元夫と親友にはしっかり慰謝料を請求しました。親友は元夫からも慰謝料を請求されているようで、私に泣きついてきましたが、もちろんスルーしました。結局、元夫と親友は再婚することなく、かつての生活とはかけ離れた生活を送っているようです。

私はシングルマザーになりましたが、昇進していたおかげで路頭に迷うことはありませんでした。買い物にお迎えにと毎日忙しいですが、充実しています。

【取材時期:2024年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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