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【旬のかぶ】甘味ポテンシャルを1000%引き出す「かぶのそぼろ煮」作ろう♪めんつゆで失敗しない!【農家直伝】

  • 2024.12.14

こんにちは!鹿児島県でとうもろこし・西洋野菜を栽培する農家の瀬川知香です。みなさん、冬になると旨味が増す野菜ってご存じですか?それは、「かぶ」です。寒さが増せば増すほど甘味も増して、水分量が上がります。今回ご紹介する「かぶのそぼろ煮」は、ひき肉の旨味とめんつゆの力で、そんなかぶのポテンシャルを極限まで引き出します!また、かぶ農家直伝の「かぶの上手な選び方」も合わせてお伝えしますね♪



かぶ農家直伝!「かぶの選び方と保存方法」


こちらは、「あやめ雪」という品種です。

普段、何気なく手に取っている方も多いと思いますが、かぶを選ぶ際は、艶があるものを選んでください。また、ひび割れや傷が入っていないものを選びましょう。葉が付いた状態のものでしたら、葉が青々していて茎の部分が硬くしっかりしているものが新鮮な証です。
保存方法は、葉と根を切り分けて別々に保存します。新聞紙に包んで保存袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

かぶ農家の栽培のこだわりとは



「かぶは暑さに弱い作物です。種をまいて寒冷紗(広範囲に渡って作物を保護するビニールのようなもの)を被せた後でも、気温が上がれば剥がします。暑くなり過ぎると生育に悪影響が出るので、常に気温をチェックしています」(かぶ農家・瀬川 祐星さん談)

収穫までの間、こうした作業を繰り返し丁寧に行うことで、ハリのある瑞々しいかぶに成長します。
これからかぶの最盛期ですので、スーパーなどで見かけたらぜひ、手に取ってみてくださいね!

煮込んでトロトロ♡「かぶのそぼろ煮」



材料(4人分)
かぶ…400g
豚ひき肉…180g
めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ4
水…250ml
水溶き片栗粉…適量
ゴマ油…適量

作り方
1.かぶは皮を剥いて、2cm幅のくし切りにする。



2.フライパンにゴマ油を入れて熱する。かぶとひき肉を入れてほぐすように混ぜ合わせる。





3.3分ほど加熱したら、めんつゆと水を入れて落としブタをする。かぶに火が通るまで加熱する。





落としブタは、クッキングシートやアルミホイルなどでも代用可能です。
かぶが半透明になれば、中までしっかりと火が通っているサイン♪


4.最後に水溶き片栗粉を入れて、全体的にとろみが出たら完成。





かぶがトロットロ!たっぷりのひき肉あんが絡まって、おしいさ倍増です。
味付けはめんつゆのみですが、ひき肉の旨味が染み出ているので、甘味を増したかぶと相性抜群。とろみがついて冷めにくいので、冬の食卓にピッタリな一品です。



今回は手軽に豚ひき肉とかぶだけで作りましたが、きのこを加えてボリュームUPしてもおいしいですよ。また、おろししょうがを加えるのもオススメ!体の中からポカポカになって、風邪予防にもなりますよ♪
寒さが厳しくなるこれからの季節に、「かぶのそぼろ煮」を食べて温まりましょう。

風物詩「コスモス畑」



わたしの暮らす町、鹿児島県南九州市頴娃(えい)町では、「コスモス畑」が秋冬の風物詩となりつつあります。
最初は緑肥として植えていたコスモスでしたが、今では観光スポットになるほど広がっています。近くを走るJR指宿枕崎線とコスモス畑の織りなす風景が美しいと、とある雑誌の表紙にもなりました。
都会のきらびやかな雰囲気にも憧れますが、四季の移ろいを感じられるのどかな風景もほっと心が安らぎます。

今後も農家として、また宿の女将として、畑の様子・宿やまちの様子を鹿児島からお届けしていきます!

★「畑旅」についてはこちら
ご利用案内 - 鹿児島県南九州市頴娃町の暮らしの宿 福のや、
https://www.fukunoya-ei.com/guide/

頴娃のお福分け

瀬川知香(せがわ ちか)さん

鹿児島生まれ、鹿児島育ち。高校卒業後、旅行業界を志し、大阪の旅行系専門学校に進学。大阪の旅行代理店、高知県の観光協会、鹿児島県内の観光系NPO法人勤務を経て2015年に南九州市頴娃町に移住。これまでの観光業での経験を活かし、宿泊施設の運営や農業体験プログラム「畑旅(はたたび)」の企画等を行う。2018年にとうもろこし農家に嫁ぎ農業にも従事するようになる。農業と観光の連携に邁進する。

★暮らしの宿 福のや、(宿泊施設案内)
https://www.fukunoya-ei.com/
★大野岳の麓 茶や、(宿泊施設案内)
https://chaya-ei.jimdofree.com/
★頴娃のお福分け(畑の様子や農産物の案内)
https://eino-ofukuwake.jimdofree.com/

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